神秘学概論 (ちくま学芸文庫 シ 8-1)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 303
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480083951

作品紹介・あらすじ

本書は、シュタイナーの四大主著の一冊であり、その思想の根幹が綴られている。肉体、エーテル体、アストラル体、自我という人間存在のヒエラルキアを解明し、宇宙論、人間論の中で、めくるめくような宇宙史の壮大な展望の下にマクロコスモス(宇宙)とミクロコスモス(人間)との関わりをあとづけ、進化の法則と意識の発達史、古代秘儀の本質、輪廻転生論、悪魔論、霊的認識の方法などを記し、過去と現在と未来についての常識をくつがえした前代未聞の神秘学大系が展開される。

感想・レビュー・書評

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  • 難しかった。人間を肉体、エーテル体、アストラル体、自我という4つの要素に分けたのは、面白かったが、宇宙との歴史にからめ、これらを解説しているのは全くよっくわからなかった。地球記に入り、アトランティス期における解説はとってもわかりやすく面白かった。人間がもともと遠い祖先の記憶を全部持っており、アトランティス期に入ってから徐々に失われていったという説にはとっても納得がいった。

    インドのカースト制度が、アトランティス期に別れた、火星人等々をもとにしているからこそ、生涯を通じてカーストが同一であり、また、ゾロアスター教も古代のアトランティス期への憧憬から来ているというのも面白い発想だった。

    イエス・キリストやキリスト神秘学とかの話が出たから、聖杯=古の叡智、となるかな、と考えながら読んでいたら、ほんとうにその通りに書いてあり驚いた。こういう風に考えるのは、シュタイナーから来ているのかと思うとこの本のすごさ?がわかったような気がした。

  • 難しかったのとよくわからなかった。いつか再チャレンジ??

  • 神秘学入門……ならず

    ということで、難しすぎて門前払いです(爆)

    なんか、ルシフェルとか、魅力的なところは多いので、物語にして説明して欲しいと思うわたしであった。

    「幻魔大戦」?

  • わぁ、私としたことが。
    シュタイナーの四大著書のひとつ
    この「神秘学外論」を登録していなかったとは!

    宇宙進化論も扱われていて壮大な「概論」です。

  •  著者の、「もし間違ってると思うなら、理解の仕方が間違ってるだけなんだからね! 勘違いしないでよね!」という主張がたびたび挟まれているのがすごく可愛かったです。発表するのも一苦労だったんだろうなあ。そこを押して、ここまでの世界観を文章化してくれてありがとうございますのきもち。

     人間の構成についてのお話はすごく読みやすくて、わかりやすかった。宇宙の進化でどのように発生したのかという関連も楽しく読めた。
     地球紀のお話あたりからどうにも受け入れがたかったというか、たぶんそもそもにして、現実の世界史理解が足りてなかったんだと思う。分かって読んだらもっと面白そうなので、時が来たら再読したいな。

  • 難解の一言

  • 四大主著で一番分厚いね。。
    ま、死ぬまでには、、、

  • 卒論のために。理解を翻訳していくことの難しさを感じます。

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著者プロフィール

ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)
哲学博士。オーストリア生まれ。ウイーン工科大学で、自然科学・数学・哲学を学ぶ。ゲーテ研究家・著述家・文芸雑誌編集者として世紀末のウィーン・ワイマール・ベルリンで活躍。帝政ロシア生まれのエレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー創唱になる神智学協会のドイツ支部事務総長就任後、袂を分かち、人智学=アントロポゾフィーを樹立。スイス・バーゼル近郊ドルナッハに自身設計した劇場と大学を含む「ゲーテアヌム」を建設し、普遍アントロポゾフィー協会(一般人智学協会)本部とした。

「2023年 『人間発達論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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