レヴィナス・コレクション (ちくま学芸文庫―20世紀クラシックス)

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制作 : Emmanuel L´evinas  合田 正人 
  • 筑摩書房 (1999年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480084910

レヴィナス・コレクション (ちくま学芸文庫―20世紀クラシックス)の感想・レビュー・書評

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  • 死の前には、常に最後のチャンスがあるのだが、英雄はそれを掴むのであって、死を掴むのではない。
    自殺は矛盾した概念である。死の永遠の切迫が、死の本質をなしている。
    希望は死の瞬間に、死にゆく主体に与えられるまさにその余白のなかに宿っている。

  • [ 内容 ]
    人間は「イリヤ」(ある)という非人称の牢獄から逃がれることが可能か。
    深いユダヤ的体験からハイデガー哲学との対決を通して、人間存在と暴力について根源的な問いを発し、独創的な倫理哲学を展開して「他者」の発見にいたるレヴィナスの思想の歩み、その40年の哲学的成果、「フライブルク、フッサール、現象学」「逃走論」「ある」「時間と他なるもの」「存在論は根源的か」など、21篇を集大成。

    [ 目次 ]
    エトムント・フッサール氏の『諸構想』について
    フライブルク、フッサール、現象学
    ヒトラー主義哲学に関する若干の考察
    書評(『哲学と現象学年誌』;ルイ・ラヴェル『全的現前』)
    マイモニデスの現代性
    逃走論
    書評(スピノザ、中世の哲学者)
    すべては空しいか
    ある〔ほか〕

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • Amazon、¥1300.

  • 『すべては空しいか(1946年)』は『全体性と無限』の序文冒頭につながる致命的な問いです。戦争を生き延びたレヴィナスは(おそらくブランショも)この問いを否定し続けますが、仏教徒としては「はい」と言わざるを得ず、残念ながらここで彼とは別の道を取らなければならなさそうです。
    「もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成させなさい」中村元訳『ブッダ最後の旅 Mahāparinirvāṇa Sūtra 』P.158
    なるほどすべては空しい。けれども重要なのは、「怠ることなく修行を完成させよ」という部分ではないでしょうか。戦争を体験した世代が苦渋の末に悲観主義を語るなら、平和を謳歌する世代としてギリギリの判断で楽観主義の夢を見たい。大先輩でありしかも圧倒的な知の偉人にこういうのはひたすら畏れ多いけど、悲観主義と楽観主義のヒエラルキーも、戦争を体験した世代はしてない世代よりも偉い、などという価値判断も、無効なはずです。

  • 「スピノザの事例」「逃走論」など拾い読み。

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