ユダヤ古代誌〈2〉旧約時代篇(5−7巻) (ちくま学芸文庫)

著者 : フラウィウス・ヨセフス 秦剛平

• 筑摩書房 (1999年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著5〜7巻までを収める文庫版第2巻は、カナン征服ののち、ダビデ、ソロモンによるイスラエル王国の樹立と発展をたどる。

感想・レビュー・書評

[めるこみさんの感想 · 2024年1月6日]

モーセが死んでヨシュアが指導者となりカナンを征服するところからダビデの死までを扱います。
ヨセフスの感想なども面白く、サウルの勇気の話などとても面白かったです。

[えみりんさんの感想 · 2014年4月28日]

ヨシュアから、ソロモンが即位して、ダビデが死ぬまでのエピソード。