レヴィ=ストロース (ちくま学芸文庫)

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制作 : Edmund Leach  吉田 禎吾 
  • 筑摩書房 (2000年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480085511

レヴィ=ストロース (ちくま学芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • レヴィ・ストロース入門書第二弾。とってもむつかしい。

    なるほどレヴィ・ストロースが解明しようとしたのは「集団的無意識」だったのか。つい構造主義のほうばかりに気を取られてたけど構造主義はその解明への手段というわけか。それにしてもこの本の著者であるリーチさんがレヴィ・ストロースに対して非常に批判的だから、レヴィ・ストロースの弱点を垣間見たような気がする。それを考慮したうえでも神話の研究や食べ物・料理に関する考察は、やはりすごすぎると思う。

    本書に載せられていたのだが、レヴィ・ストロース「神話論」のこの一節をみてほしい。


    「蜜と月経の血にはアナロジー(がある)。両者とも、料理とは無縁のものから変形した物質であって、一方は植物的なものであって、……他方は動物的なものである。さらに、蜜は健康によいものであるか、あるいは有毒なものである。これは、ちょうど女が普通の状態では「蜜」であるが、機嫌の悪い場合には、毒を隠すのと同じである。また、前述したように、原始的思考にあっては、蜜を捜すということは、一種の自然への回帰を表しており、それは、性の領域から味覚の領域に転換された性的魅惑のよそおいに包まれている。しかも、この蜜さがしは、もしあまりに長い間これに耽ると、文化の基盤そのものを崩すことになる。同じように、蜜月(ハネー・ムーン)も、新婚夫婦が限りなく私的な快楽に耽り、社会に対する義務を忘れると、社会の秩序に脅威を与えることになる。」


    この文章を見た瞬間に心奪われました。レヴィ・ストロースのことをもっと知りたい。

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