宇宙船地球号操縦マニュアル (ちくま学芸文庫)

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制作 : Richard Buckminster Fuller  芹沢 高志 
  • 筑摩書房 (2000年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480085863

宇宙船地球号操縦マニュアル (ちくま学芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • バックミンスター・フラー(1895~1983年)は、米国の工学者、思想家、デザイナーであるが、生涯を通して、人類の生存を持続可能なものとするための方法を探り続け、その多岐に亘る活動から、マーシャル・マクルーハンをして「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と言わしめ、1969年にはノーベル平和賞候補にも挙げられた。
    本書は、1969年に発表された主著『Operating Manual for Spaceship Earth』の全訳で、その時代と深く共鳴した作品である。
    フラーは、人間について、「人間のほんとうにユニークな点は、自分が持つ数多くの人体器官の機能を分離し、配備し、拡充し、より鋭敏にしていく、その幅の広さだ。もっとも適応力があり、どんな環境にも入り込み、そこを開発していくということでも、人間はあらゆる生命現象のなかでユニークに見える。この組織体は知性と自己訓練によって巧妙にものを発明し、自分を拡張するための道具をつくりだす能力を、本質的に身につけている」とし、「総合して考えれば、富の物質的な構成要素、つまりエネルギーはけっして減らず、超物質的な構成要素、つまりノウハウは増える一方だ。ということは、私たちの富は使うたびに、増えていくということになる。エントロピーに逆らって、富は増えるだけなのだ。エントロピーはエネルギーの分散によって引き起こされる無秩序の増大だが、これに対して富というものは、局所的に秩序を増やしていく」と語る。
    即ち、人間が潜在的に持つ高い適用力を発揮し、地球を包括的・総合的な視点から考え、理解することにより、地球・人類の成長は持続可能であると、我々に向かってエールを送っているのだ。(逆に言えば、専門分化された学問分野や国家というシステムに警鐘を鳴らしている)
    尤も、訳者の芹沢高志氏が述べているように、フラーが前提とした世界のグローバル化・フラット化の推進など、50年後に生きる我々から見れば、修正を要する点があることも事実ではあるが。。。
    フラーにとってのマニュフェスト的な作品であり、読みにくい部分も少なくはないが、「宇宙船地球号」というコンセプトを有名にした作品として一読の価値はあるのではないだろうか。
    (2017年9月了)

  • 「みんなに考えてほしいのだ」

  • 私にはまだ難しすぎた…。ジオデシックドームは気になるのだけど。

  • C60などの分子構造はフラーレンと呼ばれるが,これは本書の著者・科学者のバックミンスター・フラーに由来すると初めて知る.その代表的な作品は,ジオデシックドームという.本書の内容は,フラーの哲学というか,宇宙,地球,人間の営みを彼独自の世界観で表現したものといえる.俗に言えば大変な変わり者だが,ここまでユニークに世界を俯瞰できるのは,やはり天才故のことなのだろう.最後に訳者のフラー評があるが,評価すること自体,意味なく感じられる.

  • 松浦弥太郎氏お勧め、タイトル「宇宙船地球号」にも惹かれ手に取る。

    文明の発展の過程、進化のパターン形成について言及。時代が古いせいか、または内容がいまいち興味をそそられない内容だからか、頭に入ってこない。

    大抵の外国書がそうなように、比喩がピンとこない
    海賊がどうしたって言うのだ?

    【学】
    エントロピー
    「どれくらい乱雑か」の指標。ミルクとコーヒーが混ざった状態のほうが分かれているときよりも「乱雑している」則ち、混ざっている方がエントロピーは大きい

  • 探究すべき本質について考えさせられました。

    もっと深く知りたくなったので、別の著書も読んでみます。

  • 地球は一個の丸い宇宙船。

    しかし、今まで操縦方法を知らなくても生きて来れたが、備蓄された資源は限りがあり、このまま使い続けるとなくなる。
    この資源は新しいクリーンエネルギーを開発するための一時しのぎのためだけに使うものだと、著者のフラーは言っている。

    また、自分勝手に資源を使って宇宙船の中の空気や水を汚染し続けているし、操縦するもの(主権国家)がまとまっておらず、方向性がばらばらで自分の利益ばかりを優先している。

    このままだとこの宇宙船「地球号」は破滅するしかない。
    運命共同体である事実を直視して、地球規模の視点で考える意識を持つ必要がある。

    自国は先進国じゃないからと大気汚染を容認している場合ではない。
    結局は自分にかえってくるのだ。

    内容は難解な表現が多かったが、伝えたい要点は理解できた。

  • 今や小学生でも知っている「宇宙船地球号(Spaceship Earth)」
    という言葉ですが、その生みの親であるフラーのことについてはそ
    れほど知られていないかもしれません。間違いなく20世紀最高の知
    性の一人であるフラーは、建築や工学や数学の領域で、極めて独創
    的な仕事をした人です。宇宙的な発想と思考力で独自の幾何学体系
    を編み出し、その幾何学を応用して数々の発明品を生み出した天才
    ですが、そのどれもが、あまりに独創的であったために、必ずしも
    正当に評価はされてきませんでした。しかし、フラーの残したもの
    は、死後30年たった今も、全く色褪せない力を持っています。「現
    代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称される所以です。

    1969年、フラー74歳の時に出版された本書は、そんなフラーの宇
    宙的な発想と思考法に触れるのに最適な一冊です。ここでの主題は
    タイトルどおり「地球の操縦の仕方」なのですが、具体的な方法は
    ほとんど書かれていません。地球を含めた宇宙の原理と、その宇宙
    の原理に従って、どうこの地球と社会と向きあって生きていくべき
    かが書かれています。そういう意味では、「マニュアル」というよ
    り「マニフェスト」と言ったほうが適切でしょう。

    このマニフェストの中で、フラーが強調するのが、包括的な思考の
    重要性です。人間は本来、包括的に考えようとする生き物なのに、
    世の中は、ある特定の専門領域の中でエキスパートになるほうが価
    値があると信じ、そういうふうに人々を教育し、動機づけている。
    でも、専門というのは、もともとは王様が、自分以外には王国全体
    を見渡す視野を持つ人がいないようにするために作り出したもの。
    つまり、専門分化とは統治のための装置であり、「少々おしゃれな
    奴隷状態の変形」に過ぎないとフラーは説明するのです。「奴隷」
    かどうかはともあれ、包括的な思考を欠いた専門分化がいかにグロ
    テスクな結果を生むかは、今回の原発事故でも嫌と言うほど痛感さ
    せられたことですから、フラーの主張にも頷けるものがあります。

    フラーは、人類の今の状態を、卵の殻をつついて出てきたばかりの
    雛に喩えます。これまでは地球が貯えていた養分によって生かして
    もらったけれど、これからは自分の知性の力で羽ばたいていかない
    といけない。それができなければ滅ぶだけだ。でも、既に、私達は
    羽ばたく力を十分に持っている。化石燃料を使いながら、そのため
    のテクノロジーを開発してきたではないか。それをどう生かすか、
    人間の知性と適応力を包括的に使うことができるかどうかが問われ
    ている。そうフラーは私達一人ひとりに向けて呼びかけます。

    要はデザインの問題だということでしょう。フラーは、地球の切迫
    した諸問題を政治ではなく、技術やデザインによって解決していこ
    うとしています。かと言って、技術を妄信しているわけではありま
    せん。そうではなく、宇宙の原理に従ったデザインをし、宇宙の原
    理に従った技術の使い方をすることで、問題の解決は可能になる、
    人間にはそれを可能にする知性があると信じているのです。「宇宙
    では、もっとも理想的なことが、もっとも現実に即した実際的なこ
    と」というフラーの言葉には、自らが発見した宇宙の原理に対する
    深い信頼があります。

    フラーは、「宇宙船に乗ったらどんな感じだろう」と問う人々に対
    して、「みんな経験しているじゃないか。私たちはみんな、宇宙飛
    行士なのだ」と答えたと言います。フラーにしてみれば、生きてい
    る毎日が宇宙飛行だったのです。今、この瞬間にも宇宙を飛んでい
    ることをイメージできる、その想像力と感受性がフラーの自在な発
    想を支えたものなのでしょう。

    久しぶりに本書を読み直しましたが、何度読んでも元気と勇気をも
    らえる本です。地上のルールに捉われることなく、宇宙の原理に従
    って生きようとしたフラーの言葉に触れていると、子どもの頃、夏
    休みに星空を見上げていた時の感覚を思い出します。こういう書物
    はなかなかないです。夏休みのお供に、是非、読んでみて下さい。

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    ▽ 心に残った文章達(本書からの引用文)

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    おとなになるにしたがって生まれてくる偏狭さとは反対に、自分た
    ちが抱えているできるだけ多くの問題に対して、できるかぎりの長
    距離思考をつかってぶつかっていくということに、私はできれば
    「子どもじみた」最善を尽くしたい。

    私たちの社会はあまりにも、この手のうわっつらの一時しのぎをや
    り過ぎる。(…)今日、未熟にも悪戦苦闘しているひとつの原因は、
    あまりにも近視眼的に費用を見積もり、あとになって、その近視眼
    がもたらす予想外の出費に圧倒されるからだと私は思う。

    私達の失敗には多くの要因があるが、たぶんもっとも重要な要因の
    ひとつは、専門分化が包括的な思考を妨げることに気づきもせず、
    この社会が、専門分化こそ成功の鍵だと考えていることだろう。

    すべてを理解し、すべてを統合しようとする欲求。人の生の輝きと
    して、それ以上のものがあるだろうか。
    人間の根源的な衝動のひとつは、理解し、理解されることだ。

    レオナルド・ダ・ヴィンチは、包括的な予測能力をもつデザイン科
    学者の飛び抜けた一例だった。ミラノ大公の庇護のもと、彼は要塞
    や戦争のための道具、そして平和のための道具をデザインしていっ
    た。ほかの強大な軍事権力も、それぞれ、包括的な能力のあるデザ
    イン科学者=アーティスト=発明家を抱えていた。ミケランジェロ
    もそんなひとりだ。

    専門分化とは事実上、奴隷状態の少々おしゃれな変形にすぎない。
    そこでは、「エキスパート」は社会的、文化的にみて好ましい、し
    たがってかなり安全な、生涯続く地位にあるものだと幻想をもたさ
    れて、奴隷状態を受け入れることになる。王国全体に関わる視野に
    ついて教育を受けられるのは、ただ、王の息子に限られていた。

    社会は、当時も今も、ほとんどは専門分化した奴隷たちによって構
    成されている。

    いまや人間は、専門家としては、コンピューターにそっくり取って
    代わられようとしている。人間は生来の「包括的な能力」を復旧し、
    活用し、楽しむように求められているのだ。「宇宙船地球号」と宇
    宙の全体性に対処することが、私たちすべての課題となるだろう。

    私はよく、「宇宙船に乗ったらどんなだろう」と人が言うのも耳に
    する。しかし、答えはいとも簡単。「今、どんな感じだい?」だ。
    みんな経験してるじゃないか。私たちはみんな、宇宙飛行士なのだ。

    私たちの宇宙船地球号は、船内で生命を繰り返し再生できるように、
    実に驚くべきデザインとなっている。つまり、生物の生命維持や再
    生のためのエネルギーは、太陽というほかの宇宙船から手に入れる
    のだ。

    宇宙船地球号に関してはとりわけ重要なことがある。それは取扱説
    明書がついていないということだ。(…)
    そう、このように説明書がなかったから、私たちは自分たちの最高
    の能力、つまり知性を使わざるをえなくなった。

    私が描く今日の人類の姿とは、まさに一秒前に殻を破って、外に歩
    みはじめたというところ。無知や試行錯誤を許してくれた栄養もす
    でに尽き果てた。私たちは宇宙とのまったく新しい関係に直面して
    いる。知性の翼を広げて、飛び立っていかねばならず、さもなけれ
    ば死んでしまう。ということは、今すぐ、昨日までの迷信や誤って
    条件づけられた反射行動といった地上のルールなんかじゃなく、宇
    宙を律する一般原理にしたがって、飛んでいかねばならないという
    ことだ。

    部分しか扱わない専門家という役割を、慎むところからはじめてみ
    よう。ちぢこまるのではなく、わざと広げて考えてみるようにして
    みると「全体ということを、どう考えたらいいのか」という疑問が
    わいてくる。大きく考えれば、その効果も長続きするというのがほ
    んとうなら、私たちは「どれだけ大きく考えられるか」と問うべき
    だ。

    あらゆる人にして欲しいのは、はっきりと考えることなのだ。

    「宇宙船地球号」に積み立てられた化石燃料は、自動車でいえばバ
    ッテリーに当たるもので、メインエンジンのセルフ・スターターを
    始動させるためにエネルギーを貯えておかねばならないものだ。だ
    から私たちのメイン・エンジン、つまり生命の再生プロセスは、風
    や潮汐や水の力、さらには直接太陽からやってくる放射エネルギー
    を通して、日々膨大に得られるエネルギー収入でのみ動かねばなら
    ない。

    あまりにも近視眼的に未来を見通すこともなく、化石燃料や原子力
    エネルギーを濫用し開発していくことは、ちょうどセルフ・スター
    ターとバッテリーだけで自動車を走らせるようなもの

    みんな点と線と少しの領域だけで考える習慣にとらわれている。し
    かし、私たちはあらゆる方向性をもった時間・空間のなかに生きて
    いるのであり、四次元宇宙は、どんな事態であっても、個々人にあ
    りあまるほどの自由度を与えてくれる。

    イニシアティブをとるのは計画家であり、建築家であり、技術者な
    のだ。仕事に取りかかって欲しい。とりわけ協同作業をして、たが
    いに抑制し合ったり、他人の犠牲で得をしようなどとはしないで欲
    しい。そんな偏った成功は、ますます先の短いものになるだろう。
    これこそ、進化が自ら用い、私たちに明らかにしようとしている、
    シナジーのルールなのだ。これは人間がつくった法ではない。宇宙
    を司る知性の完全さが生みだした、限りなくも協調的な法なのであ
    る。

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    ●[2]編集後記

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    一歳半の息子が気管支炎で入院することになり、週末は病院と我が
    家を行き来していました。幸い、症状は重くなることなく、昨日に
    は退院できてほっと一安心です。

    病院で、初めて母親のいないところで夜を過ごす経験をした息子。
    最初の晩は相当荒れたようですが、二晩目は寝付きも寝起きもよか
    ったようです。結局、病院には4泊しました。

    小一の娘はちょうど神戸の義母のところに行っていたので、娘も息
    子もいない、妻と二人だけの我が家という、ここ数年ないシチュエ
    ーションを過ごしました。

    昨日、十日ぶりに神戸から帰ってきた娘も、病院から帰ってきた息
    子も何だか一皮むけたような清々した顔をしていました。まだ小さ
    い彼らにとって、親と離れて暮らすことにはそれなりの葛藤がある
    のでしょうが、その葛藤を乗り越えることで、また一歩成長の階段
    を昇るのでしょうね。久しぶりに親子4人揃った我が家で、娘と息
    子の寝顔を見ながら、こうやってどんどん成長して、親元を巣立っ
    ていくのだよなあとしみじみとしてしまいました。

    折しも、ちょうどツバメの巣立ちの時期。隣家の軒先にあったツバ
    メの巣はもう空になっていました。

    夏真っ盛りですね。良い夏休みをお過ごしください。

  • バックミンスター・フラー著。非常に面白かった。

    幅広い知見を持つ今世紀のダヴィンチのような存在。工学者、建築家であり、かつ、社会学者、哲学者のようにも考えられる。つまりは知の巨人で何でも屋。

    コピーライトが1968年、1969年となっており、今からはおよそ50年前。その当時の状況において、本書の中でコンピューターの重要性を提唱している。この点に、著者の偉大さを感じる。いままさに、コンピュータが我々の知識の大半を動かしているからである。

    また、専門家が世界を滅ぼすという話も非常に参考になった。昨今のドラッカーブームからすると、エキスパートになることが推奨される風潮にある。しかし、生物学や人類学の観点からすると、単一の機能を有した生物や種族は、大きな環境変化が起こった時にその変化に適応できず絶滅してしまうらしい。

    人類という大きなカテゴリで見れば、多くの種類の専門家が集まっており、簡単には滅びることはないだろう。しかし、ミクロ的に個人にフォーカスすると、エキスパートになった人々は絶滅の危機にさらされることになる。

    生き方、仕事の仕方に、多様性と流動性がより強く求められる。

  • 物事を常に大きく考えることは、やはり良いらしい。

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宇宙船地球号操縦マニュアル (ちくま学芸文庫)の作品紹介

20世紀を代表する技術家、バックミンスター・フラ-が遺した記念碑的著作の新訳。地球を一つの宇宙船と捉える彼の刺激的な発想は、人類が直面している全地球的問題の解決に示唆をあたえ、またエコロジー・ムーヴメントやインターネット的思考を生むきっかけにもなった。「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」(マーシャル・マクルーハン)といわれているフラーのメッセージは、私たちに発想の大転換を迫り、新たな思考回路の形成を強く促す。

宇宙船地球号操縦マニュアル (ちくま学芸文庫)のハードカバー

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