カルロス・カスタネダ (ちくま学芸文庫)

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著者 : 島田裕巳
  • 筑摩書房 (2002年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (534ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480086846

カルロス・カスタネダ (ちくま学芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • まだ全部読み終わっていませんが、なんというか、スターウォーズエピソード1を観終わった時の、なんともいえない香ばしい感じを思い出しました。

    ...いやぁ面白いですよ。
    1500円という価格は、探していた本を新本特価で発見したような喜びもありますし。
    内容は、本のあとがきのデラックス版といった趣きで、カスタネダシリーズの美味しい所の全部盛りの構成なので、興味は有るけど、どれから読んで良いのかが解らない人や、全部揃えるは正直しんどい人、最適だと思います。

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    序章に、作者がカスタネダとの出会いに関する、どうでも良いような事が書いてありますが、この本の発している香ばしさは、島田裕巳自身が流されるように歩んできた人生から湧き出る、小物っぷりから発せられているみたいです。

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    『カルロス・カスタネダ』読み終わりました。
    作者が初めの4冊以外の本について、あまり重要視していないようで、それ以降に関しては説明をかなり端折っています。
    それにしても、内容をきちんと説明してある部分に関しては他の作者からの引用で済ましているような...。
    まさか、『未知の次元』以降の説明があっさりしているのは、『気流の鳴る音』や『チベットのモーツァルト』による解説部分がないからなのでしょうか。

  • 呪術師ドン・ファン シリーズのカスタネダの概略を知るには、いい本だと思います。
    1960年代後半から1970年代の精神性を追求する潮流の中で、現れたカスタネダ。
    ある種の物語を現実してしまう倒錯した世界をドン・ファンという存在を通して描き出します。
    現実から離別するための手法として、幻覚を引き起こす薬草の使用方法も書かれており、
    1970年代のヒッピー文化に影響を与えた本です。

    その後の1980年代の日本での新興宗教の動きなどを考える上で
    この本の作者である島田裕巳、カスタネダは一冊は読んでおきたい人たちです。

  •  1998年4月27日にカルロス・カスタネダはカリフオルニア州ウエストウッドの自宅で肝臓ガンのため死去したという。彼が世に紹介されたのは1968年・UCLAで人類学を学ぶ学生だった時のドクター論文だそうだ。
    小生が彼の著作を読んだのは、先に記したチベットのモーツアルトでの紹介からで、1984年だった。「ドンフアンの教え」カスタネダの最初の著作がアメリカで刊行された16年後の事になる。1968年は原子力空母・エンタープライズ寄航問題・東大闘争・三億円事件・・などの年だ。
    60〜70年代の「ニューエイジ運動」のゴットファーザと称されたカルロス・カスタネダの著作シリーズと真木悠介氏の「気流の鳴る音」細川廣次氏の「知者になる道」、島田裕巳氏の「カルロス・カスタネダ」や中沢新一氏の著作等と併せ読み「ドンフアンの教え」シリーズから教養体験としてものの見方他、多くを学んだ気がする。
    それは2006年の今日でも近未来の困難さ、不透明さ、混沌の様相を増しつつある?この世界の解釈に充分有効な気がします。
     8年前にカスタネダが死去し、ドンフアンの教えが刊行されてから、今年06年は34年になる。ベトナム戦争でアメリカが建国以来はじめての敗戦による終戦を迎え、反戦運動を軸にヒッピーや帰国、退役した若者たちの既存秩序に対する反抗、カウンターカルチャーの新しい文化運動、あの時代、確かに高度に発展した市場主義・資本主義文化に対し、ベトナム反戦・・を象徴に世界中の若者が新しい何かを生み出そうとしていた。ピーターフォンダの映画・「イージーライダー」やジョーンバエズのフォークソングはそのポピュラーな象徴
    として、日本の若者文化にも大きく影響を与えた。カスタネダは日本ではポピュラーな象徴ではなかったが、アメリカの若者達のかなりの階層には、反抗文化のシンボルだったのだ。
    全米で西海岸で、70年代、その影響下で、団塊を軸とする日米の若者達は、家庭を持ち、高度成長を駆け抜けた。カルロスを知らなくても、私達もそのひとりだった筈だ。
    <続きは以下>
    amato-study.comに書評あります。
    カスタネダの他の著作と併せて、アマトのお勧め本です。

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