- Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480087416
作品紹介・あらすじ
青山二郎は、小林秀雄、白洲正子の骨董の師匠としてだけでなく、河上徹太郎、中村光夫、宇野千代といった周囲の人たちにも大きな影響を与えた。その青山の信仰とは、知識に依らず、眼を頭から切り離して、純粋に眼に映ったものだけを信じるという「眼の哲学」であった。やきものから学んだ眼力によって、骨董はもちろん、人間の真贋から社会批評まで、ズバリとその本質を言い当てる。青山の文章は、独特な比喩とともに難解なところもあるが、知識ばかりが横溢する現在、もっとも辛辣な文明批評となっている。上巻は、「梅原龍三郎」「北大路魯山人」「小林秀雄と三十年」「贋物と真物について」など、美術と人物に関する文章43篇を収録。
感想・レビュー・書評
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うーん、あまり好みじゃないなあー、というのが第一印象。物事の本質に迫ろうとする眼力と姿勢は評価するべきだろうけど、それも所詮好みの問題にすぎないでしょ、と思うのだ。
いわゆる、「文壇」のエピソード、内輪話、ゴシップ、が好きな人にはオススメです。私も、決して嫌いではないのですが。骨董いじりも、金があればやってみたいと思わないでもないしね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目で見ることとか考えてる人に。
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2008/9/23購入
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白州正子の「いまなぜ青山二郎なのか」を読んだ後「世間知らず」を読み返すとぞっとするものがある。ジイちゃん…<br>こんな人に見られたら怖いだろうなあ。
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京極作品に登場する探偵、榎木津礼二郎のモデルでは!?との説から興味を持ちました。生き様が素晴らしいです。解説本が多く出ていますが、まずは本人の著作から。全文集は買い、です。
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頁をめくるたびに、この人の怖さがにじんでくるような気がする。
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怖い。