- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480089083
作品紹介・あらすじ
「ゲーテは植物が異常を現わすとき、そこに"原植物の理念"を見つけ出す最上の手がかりを見ています。…霊的な生きものである人間の場合にも、基本的には同じことが言えるのです。人体に潜んでいる異常性は、人間本来の霊性を外に開示してくれるのです」。この直観を宇宙大に拡張し、人類を巨大な障害児と見れば、"原人間の理念"探究に捧げられた人智学の使命が理解できよう。本書は医療と教育の現場に向けて語られた唯一の治療教育本質論であるとともに、シュタイナー思想の極北でもある。貴重な証言「人智学的治療教育の成立」(A.シュトローシャイン)を併載。改訳決定版。
感想・レビュー・書評
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訳:高橋巌
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シュタイナー入門としては完全に間違えたなって云われたし自分でもたいそうそう思いました、という一冊。
が、面白かったです。
内容はシュタイナーのシュタイナー的治療法のしかも極論あたりに位置する話を切り口にしているのでシュタイナー教育とはなんぞやっておもって開くと全然違うんだけど……でもいわゆる奇行と呼ばれるような動作をくりかえす子供たちの位置づけがすばらしくやさしくて泣けた。ああ、わたしもそう思うし、そうだったらいいし、そうおもって愛したい、と。あと『大人って云うのは以前目にした事象を自分の引き出しの中に分類し入れておき、あたらしい事象を前にした時にその分類ファイルの中から引っ張り出して対応することができる(意訳)』という定義に心底途方に暮れたのを覚えている……それじゃあ永遠に大人になれないわ と。
まあ多少読みづらいとは思います。たしかどこかへ行く飛行機の中で読み終えて、それを引きずったまま考え込んだ旅をしていた。……どこいったんだっけ。シュタイナーの他の本にはまだ手をつけられていない後悔も込めて。 -
あなたは本当に偉大です。。。
いつかこの本の内容を繋げることができるように頑張る。