日本の教師に伝えたいこと (ちくま学芸文庫 オ 6-4)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480090096

感想・レビュー・書評

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  • 今の教育にもつながる。主体的対話的で深い学びに通じる。グループ学習、表現活動において教師がすべきことは問答ではなく対話。そして、生徒の見本になり、生徒に寄り添うこと。

  • 重い言葉でした。一か所に留まってはいけない。それが、働くということなんだなと。常に真摯に、よりよくする方法を求め、人にはないオリジナリティーを求め続ける。失敗の中の学びを逃すことなく、向上し続ける人でありたい。

  • 教師としての含蓄ある言葉の数々に、教えるということの奥深さを感じます。特に「・・・しなさい」「もっと大きな声で」などということがいかにクラスを暗くするのか、はなるほどと思います。また話し合いをさせればよいというものではなく、彼らの成長に応じて話し合わさなければ、話し合いが楽しいものでなくなってしまう!これらは縦令相手が大学生であったも同じように思います。読書感想文は大人がほとんど書いていない、それを子供に要求するのは・・・とありました。その意味では私が書いていることは、大人としては珍しいことなのでしょうね。

  • 学習者に誠実に向き合い、うわべだけの指導に陥らないためにどのようにしたら良いかを考えさせられた。

  • 教師を目指す私にとって大きな指針となりました。
    最も印象にのこったのは
    「なさい」が最も教師らしくない言葉であるということ。
    「なさい」を使わずに、指導できる教師を目指したい。

    はまさんの言葉を受けて、
    これから、どんどんどんどん本を読みたいと思った。
    (というか、思わせられた・・さすがです。)

  •  この本の中で最も考えさせられたことは,教師が自然と用いている発問や教授方法の影響の大きさです。漢字の書き取りや「〜なさい」といった何気ない言葉かけまで,教師が何の疑いもなくいいと信じていることや効果があると信じていることの中には,実は子どもの考えに立って行っていないことが多く,反対に子どもがいきいきと学習する意欲を奪いかねない行動もあると示唆しています。確かに,教師という職業は時間に追われ毎日の授業をこなすだけで精一杯であると思います。しかし,このような本を読んで自分の言動の一つ一つを振り返ることや,たった一つの教材を吟味していく努力を続けていけば,いずれ自分の姿と子どもの変化を客観的に見ることができるようになると感じました。(幾代)

  • 専門職としての教師の力とは?常に新しいことにチャレンジする気持ちを忘れないことは大事だと思いました。

  • すでにわかっていることを誰かに尋ねるのは失礼。それはこどもに対しても同じで、そんなことを繰り返していれば、真実のことばを話すことができなくなってしまう。隣で話している人たちのことばがすごくおもしろくないということが最近増えたように思う。それはきっと自分の中から出てくることばを大切にしていないからなんじゃないでしょうか。もっと真剣に向き合いたいです。

  • 私がもっとも尊敬する大村はまさんの本。

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