死を見つめる美術史 (ちくま学芸文庫 コ 23-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480090195

感想・レビュー・書評

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  • すごいおもしろい!

  • 古代から中世にかけて、その時代の人々にとって死がどのように需要されてきたのかを当時の美術作品を基に辿る。
    語り口は優しく、分かりやすい。ただテーマごとに章立てされており、時系列ではないので教養のない自分にはいつの時代のことを話しているのか混乱してしまうところも。
    古代エジプト人は死を受け入れるために髪を掻き乱し、上着をはだけて胸を打ち付ける、だとか
    運命の女神が次第に邪悪な存在として描かれるようになるだとか、知らない話ばかりでとても面白く読めた。
    生と死のつながりが希薄になった現代だが、「生きながら死に、死にながら生きる」実感を持っていたい。

  • 腐敗表現について興味がむくむくと。

  • 古代からキリスト教の棺や絵画まで、西洋におけるあらゆる死の形を探る本。

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著者プロフィール

國學院大學文学部教授/ネーデルラント美術史

「2021年 『天国と地獄、あるいは至福と奈落』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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