- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480090430
感想・レビュー・書評
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特定の時代やモチーフを論じたものではなく、日本文化に通底する趣向を抽出する著書。数寄とは、「何かの特徴や徴候を梳いて漉いて、好いて透いていくことで、風情や風趣にたいする執心」とのこと。著者の圧倒的な博識にひたすら驚愕の連続だった。日本史、文化史、仏教、茶の湯等の基礎知識が乏しい自分にはその大半が理解できなかったのが悔やまれるが、著者の碩学に身を委ね、知的冒険を堪能できた。時代や文化を学ぶ際に、その内奥にある趣向に考えを巡らせることの重要性が示唆されている。
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梅、桜から入って中国から渡来した文様の話へ、そして今様と桑田佳祐の比較。茶の湯に連歌に伊藤若冲と縦横無尽、理解まではとても到達できないのだけれど…。他の本も読んでみようかという気になる。松岡正剛、凄いなあ。
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数寄と作分の所が今ひとつ理解できなかった。要再読。
ただ、『浄土の変相』と『末法の表現』は目から鱗ものだった。特に後者は日本美術史を学んだ後に読んだものだから、「言われてみればそうだよなぁ」と一人唸りながら読んでいた。 -
まだ読んでないけれど、いつかは制覇したい…というわけで、とりあえず本棚に陳列。
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(文庫 - 2007/3)
新品: ¥ 1,470 (税込)2 点の全新品/中古商品を見る ¥ 1,470より -
新しい正剛独自の日本文化論。かしこい、それゆえ話が飛びに飛ぶ。凡人にはついていけぬ。
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購入 2008/1/5
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「編集工学」の提唱者による日本文化論のエッセイ集。
著者の圧倒的な博識っぷりに改めて感心。 -
拙ブログに感想があります。
http://blog.so-net.ne.jp/shachinoie/2007-04-07