思考の用語辞典: 生きた哲学のために (ちくま学芸文庫 ナ 12-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480090492

感想・レビュー・書評

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  • 百の哲学概念の変遷史を、それぞれ五ページだけのフォーマットで解説した本。辞典として、思考のヒントとして役立つし、西洋哲学史の俯瞰図にもなる。
    もちろん著者の視点もあって、日本人が西洋哲学を研究する意義や、他者との関係性の問題のクローズアップなど。現代を生きる術を考える点でも有益だ。
    文章も平易。哲学の概説書としてはユニークでしかも使いやすく、オススメ。

  • 用語辞典
    南山大学に所蔵有

  • 南山大学に所蔵あり
    辞典

  • 「若い人向け」を勘違いした文章が怖ろしく寒い。内容は★★★★だが、あまりに読むのが辛い。書き直してくれないかなあ。

  • 【規範 norm】
    異常者がいない社会は異常な社会である。Cf. デュルケーム「正常現象としての犯罪」p147

  • 人に教えたくない本、ナンバーワン。

  • 美味しいトコ取りの本。現代思想の主流と言われる物はこれで間に合う。受験生時代はお世話になりました。

  • 無知な私でも、哲学という学問が問題にしてきた概念の見取り図のようなものが、なんとなくつかめた気になった。

    プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル、メルロポンティ、ハイデガー、フロイト、フーコー、レヴィナス、デリダ、ドゥルーズ、アドルノ、バタイユ、アレント…
    このあたりの“有名人”についてもっと知りたいと思った。

  • 2009/10/22

    頭の中の色々な思考が、だんだんとまとめあげられていく読書体験は、非常に快感。ともかく頭の中の蒙昧とした先入観はとりさらわれて、静かな思索の海が広がったよう。

  • 興味を持ったキーワードからどうぞ☆

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著者プロフィール

中山 元(なかやま・げん)
1949年生まれ。東京大学教養学部中退。思想家・翻訳家。著書に『思考の用語辞典』などが、訳書にカント『純粋理性批判』、ハイデガー『存在と時間』などがある。

「2022年 『道徳および立法の諸原理序説 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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