倫理問題101問 (ちくま学芸文庫)

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制作 : Martin Cohen  榑沼 範久 
  • 筑摩書房 (2007年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480090591

倫理問題101問 (ちくま学芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『民主主義は多数派が支配する奴隷制であり、投票は象徴的にも実践的にも裏切り行為と見なされる。「普通選挙は反革命である」とプルードンは宣言した。…

    …哲学者・小説家ウィリアム・ゴドウィンは、無政府主義者の哲学をこう要約している。「私が心から服従することのできる権力は1つしかない。私自身の知性による決定、私自身の良心による命令である。」』

    倫理的な問題を茶化しながらも真面目に解説する読みやすい作品。
    ほんとは1つ1つ原典にあたりたいけど、取り敢えずこれで我慢。

  • あらゆる倫理問題を集めているし、後半がその考えるヒントになっているので、学生が使うよりも授業の倫理で使える教材である。

  • 倫理問題だけでなく、(政治)哲学的な問題もあるように思う。問題提起と解説は、一緒にして欲しい。

  • 期待するものと違っていての評価、というべきだろう。

    倫理学に一切ふれたことがない人に、その内容を試しに見てもらうには、悪くない作品だと思う。具体例を最初に提示し、そこそこのところで議論をストップさせているので、読む労力がかからない。また古今東西の著名な哲学者の名前や著作名がちりばめられていて、「お勉強した」という気分にもなれそうである。

    もっとも、多少背景知識のある人にとっても、倫理的問題の具体例として、引き合いに出せそうなものが散見された。抽象的な議論に終始しがちな専門家にとってはなおさらである。

    そうはいっても、「分かりやすく理解してもらうために、話が込み入ってきたらさっさと議論をやめて次の話題に移る」というスタイルには共感できない。もちろん、一般の人に理解してもらうためには、議論の単純化は必要だ。しかし、議論を単純化して問題点を分かりやすく説明することと、議論のステップを途中で放り出すのは別であろう。この点では正直「残念な出来映え」だと思う。

  • 世の中にははっきり答えがでないことがたくさんあるけど、そこで終わったら意味がないんだと思った。
    明確に正しいと言える答えはないけれど、その時どうするかってこと。


    倫理的に判断が難しい事例101題と、その解説。
    一題読むごとにうーんと考えさせられるので、頭の体操になりそう。

    文庫なのに1400円もしやがる強者。

  •  倫理的なジレンマに対して、そのような解答を出すのか?環境倫理、ビジネス倫理など様々な分野から計101題が並ぶ。そして各々の題に対して、ディスカッションと言う形で解説が入る。といっても、その問題の歴史的背景やら過去の哲学者の考察が載るのみである。すなわち、自分で解答を導かなければならない。
     この本は倫理学が現実を起点にして議論されるべきである考えから、具体的な問題になっているとか。なので、倫理「学」を勉強したい人には勧めない。しかし、自分で具体的な問題を考えたい人には非常に良いだろう。

  • やっぱり、問題と解説を一緒にしてほしかった。再読したい。

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