明治風物誌 (ちくま学芸文庫 シ 22-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480090911

感想・レビュー・書評

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  • 明治の文人たちの逸話が面白い
    斎藤緑雨のエピソードいっぱいで個人的に嬉しい、樋口一葉とのからみでしか伝わってこないひとだったから

  • 有峰書店版の原題は『明治風物詩』 ちくま学芸文庫版は『明治風物誌』

  • これを読むと、明治時代から始まった物事の多さに驚く。
    豆腐屋のラッパだったり、瓶に入ったラムネだったり、なんと半熟玉子までが明治時代からだった。という事は江戸時代の人達はゆで卵といったら固ゆでだったのである。
    そんな些細な日常から、凌雲閣や天長節といった時代を象徴するものまでを、ひとつひとつ短い文章であるが丁寧に書いてあって面白かった。

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著者プロフィール

1897年、東京生まれ。ホトトギス社で句集の編集に携わり、俳人・寒川鼠骨に師事した。江戸学の祖・三田村鳶魚にまつわる編集作業でも知られ、『子規全集』全15巻、『三田村鳶魚・江戸ばなし集成』全20巻などに携わる。怪異・妖怪にも深い関心を持っていた。著書に『古句を観る』『評伝 正岡子規』(岩波文庫)、『柴田宵曲文集』全8巻(小沢書店)、『明治の話題』『明治風物誌』(ちくま学芸文庫)、編書に『奇談異聞辞典』(ちくま学芸文庫)、『幕末武家の回想録』(角川ソフィア文庫)など。1966年没。

「2022年 『完本 妖異博物館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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