明治の迷宮都市 増補: 東京・大阪の遊楽空間 (ちくま学芸文庫 ハ 29-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480091383

作品紹介・あらすじ

明治期日本の大阪・東京は、欧米文化を急速に織り込みながら、近代都市へと転生していく。そのはざまに、人々が快楽をもとめて遊歩する、"仮象の街"ともいうべき空間が生み出された。見世物小屋、百貨店、パノラマ館、高塔、博覧会-。都市とは、その存在自体が見世物である。今日も形を変えて残るこれらの空間を通して、都市の記憶を蘇らせる。雑誌連載「アミューズメントスペース事始め」から、映画館・住宅展示場・市中温泉などの論考を収録する増補決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 近代の都市において人々を仮初の非日常や都市の外の広い世界に触れさせた見世物小屋や高楼建築、メーズ、パノラマ館、博覧会会場について、それらがどのように創造され発展し民衆に親しまれるようになったか、またそれらが都市に住む人間と都市空間そのものの在り様に対してどのような影響を与えたかが述べられている 特に明治時代最大規模の国家イベントであった大阪で開催された第五回内国勧業博覧会に関する記述にとても興味を惹かれた

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著者プロフィール

大阪府立大学研究推進機構特別教授・大阪府立大学観光産業戦略研究所長

「2020年 『まちライブ06』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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