植物一日一題 (ちくま学芸文庫 マ-29-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 374
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480091390

作品紹介・あらすじ

独学で植物学を志し、のちに世界的な植物分類学者となった牧野富太郎が、伸びやかに綴った随筆。和漢洋の典籍を渉猟し、本草書を精査した著者が、その学識を背景に、植物の名の由来、その生態、日本人と植物の関わり方の歴史などを明快に説く。「馬鈴薯とジャガイモ」「キャベツと甘藍」「楓とモミジ」など身近な植物の分類にまつわる話から、「昔の草餅、今の草餅」「茶の銘玉露の由来」「中国の椿の字、日本の椿の字」「海藻ミルの食べ方」といった稀有な蘊蓄まで100題。挿絵多数。

感想・レビュー・書評

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  • 2024/02読了。流し読み。

    ほぼ全編、植物の名前の間違いを指摘してるのでは…?という感じで、文体も読みやすくはなく、正直つらく、流し読みしかできなかった。しかし牧野富太郎がウイットに富んだ人で、とてつもない知識量であることは分かった!朝ドラらんまん、面白かった。

  • 朝ドラのモデルになった人らしいので、気になって読み始めました。知らない植物がほとんどだったので調べながら読むのが楽しかったです。ただ、漢字とカタカナが混じっているところが読みにくかったです。

  • 結構…むずかしい。。。
    専門的な内容。
    理解ができるように読むのは諦めてサラッと読む。

    ほぼ全否定。なにそれ笑
    牧野富太郎って面白い人だったんだろうなー。
    今やってる朝ドラこの人なんだ…
    面白そう…かも…

    身近で名前を聞いてパッと思い出せるものは面白かったので
    植物好きな人は面白いと思う

    たまにパラパラめくって楽しむ本

  • 難しい、はじめどんな本かドキドキしたが、専門家の本でした。

  • 図書館本。ひょんなことから手に取った一冊。当時の世間一般の植物常識の間違いをバッタバッタと正していくエッセイ。学名や漢文の説明を読むのに骨が折れ、段々と掻い摘んで読むようになり、そして挫折。また機会をみてチャレンジしたいです。

  • リリース:茂樹さん

  • トイレ本。あの名前のつけ方はおかしい!という記事が多い。それを名実考というらしい(解説より)。昔は植物が今よりも日常生活に多く組み入れられていたのだろう。植物(花や木)の知識がないとイメージしずらいので読みにくい。現代は,小学校や中学校で出会う植物で多くの人(男?)の植物に関する知識は構成されているかも。

  • 世界的な植物学者として著名な牧野富太郎氏の植物エッセイ。専門的な文章で綴られた一編あり、平易な言葉で感想を綴った一編ありで、のんびり読み進めるにはちょうどいい感じ。万葉時代の古名や原産地、来歴など話題が自由自在なところも楽しい。

  • 栗は日本になくクリは中国にない。馴染み深い植物の名前の由来を中心に植物のあれこれを綴った随筆集。分類学者らしい厳密さと、人間味溢れる柔らかい文体、ボタニカルアートのように美しく精緻な植物のスケッチが織り交ぜられていて、読んでいてとても楽しかった!

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著者プロフィール

1862年(文久2年)土佐国佐川村(現、高知県高岡郡佐川町)の裕福な商家と酒造業を営む家に生まれる。三歳で父を、五歳で母を失い、祖母に育てられる。幼少時から植物に強い関心を示し、小学校を2年で中退、好きな植物採取に熱中する。19歳の時、初めて上京し博覧会を見る一方、書籍や顕微鏡を購入する。22歳の時(明治17年)に再び上京し、帝国大学理科大学(現、東京大学理学部)植物学教室に出入りし、文献・資料等の使用を許可される。自ら創刊に関わった「植物学雑誌」に新種ヤマトグサを発表し、日本人として初めて新種に学名をつける。94年間の生涯で収集した標本は40万枚に及び、新種を初め1500種以上の植物に命名し、「日本植物分類学の父」と呼ばれる。

「2023年 『オリジナル普及版 牧野日本植物圖説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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