自分ということ (ちくま学芸文庫 キ 14-4)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480091444

感想・レビュー・書評

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  • 一部だけを読む機会があったけれど、何が書かれているのかまるでわからなかったので、全体を読めばわかるのかと借りてみたもののまったくわからない。
    科学者なんだから(精神科医だって科学者よね?)、もっと誰にでもわかる文章を書いて。

  • [出典]
    「異常の構造」木村敏

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/737871

  • [ 内容 ]
    「自己」とか「自分」とは、私たち個人の内部的ななにものかだろうか。
    自分の「自」は「おのずから」の「自然」となり、また「みずから」の「自分」となり、両者の間で根源的な生命は躍動する。
    自己あるいは自分とは、私の内部にあるものではなくて、私と世界との、総じて人と人との「あいだ」にあるのだ。
    自己の自己性にかかわる危機として分裂病(統合失調症)や離人症を取り上げ、「あいだ」の時間性や、自己の「もの」的ありよう・「こと」的ありように光を当てる。
    著者の内面の歴史を背景に語られる木村哲学への最初の一歩。

    [ 目次 ]
    「自然」について
    自己とは何か
    「あいだ」と「ま」
    「間」と個人
    思春期病理における自己と身体
    存在論的差異と精神病
    ハイデッガーと精神医学

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 私には難しかった。

  •  いわゆる統合失調症、離人症などの精神疾患について人文科学的アプローチをしている著作。近年の脳科学の発達による自然科学的側面とは違い、いかに他者と接していくか「間」とは何かを探っていく。
     前半が一般向けの内容となっており理解しやすい。患者に限らず、われわれの毎日の生活に避けては通れぬ他者との接触。幾つかの精神衛生上のポイントが見つかるはずだ。
     

  • 木村敏氏にしては比較的わかりやすい本かも。

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著者プロフィール

1931年生まれ。京都大学名誉教授。著書に『木村敏著作集』全8巻(弘文堂)、『臨床哲学講義』(創元社)、共訳書にヴァイツゼカー『ゲシュタルトクライス』(みすず書房)ほか。

「2020年 『自然と精神/出会いと決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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