統計学とは何か ―偶然を生かす (ちくま学芸文庫 ラ 7-1 Math&Science)
- 筑摩書房 (2010年2月9日発売)
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感想 : 13件
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- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480092717
感想・レビュー・書評
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統計学のその背後にある考え方や思想について述べられている。
統計学,そして学問に対する愛と真摯な姿勢が素晴らしい。そしてところどころのユーモアが愉しい。
『論理学者スマリヤンは、占星術をなぜ信じないのかと尋ねられたとき、「自分は双子座であり、双子座は決して占星術を信じないからだ」と応えている、』に思わずにやりとしてしまう。
数学や統計学に興味がなかったとしても、本書の楽しみと魅力はそれだけではないのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書は統計学重鎮であるラオの講演内容をまとめたものであり、題名の通り統計学とは何か、そして現代社会にどのように使われ、どのように貢献しているかについて記した内容となっている。統計学の教科書的な内容を学ぶことも大事だが、本書を読むことによって統計の原論部分を把握することも重要である。