エロティシズムの歴史: 呪われた部分 普遍経済論の試み 第二巻 (ちくま学芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480093516

作品紹介・あらすじ

民族学が教える通り、未開人は死=殺害の禁忌と並んで性的事象を強くタブー視してきた。"死"に劣らぬ荒々しい力である"性"にそのまま従うことを拒否して、それを制約づけ規範化しようとするところに"人間的な性"がある。触れてはならない、怖ろしい、と押しとどめる力が抵抗するにもかかわらず、その抵抗をのり超えて近づこうとする欲望する次元、それこそがエロティシズムだ。禁忌をあえて破り侵犯することの魅惑。そこに生れる聖性-。三部作として構想された『呪われた部分』の第二巻。バタイユのまなざしはスリリングに、容赦なくエロティシズムの本質を暴いてゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 訳:湯浅博雄・中地義和、解説:吉本隆明、原書名:L'HISTOIRE DE L'ÉROTISME:La part maudite:Essai d'économie générale,tome 2(Bataille,Georges)
    序論◆近親婚の禁止◆自然における禁止の対象◆侵犯◆エロティシズムの歴史◆エロティシズムの複合的諸形態◆エピローグ

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著者プロフィール

1987-1962。フランスの思想家、作家。世紀を超えて今も各分野に影響を与え続けている。『エロティシズム』『眼球譚』など著作多数。

「2022年 『内的体験 無神学大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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