一休・正三・白隠 高僧私記 (ちくま学芸文庫)

  • 23人登録
  • 3.00評価
    • (0)
    • (0)
    • (4)
    • (0)
    • (0)
  • 1レビュー
著者 : 水上勉
  • 筑摩書房 (2011年4月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480093806

一休・正三・白隠 高僧私記 (ちくま学芸文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 一休の部分だけ読んだ。

    史実を検証しながら一休の軌跡を探る本書であるが、どうも「探る」というよりは「辿る」にとどまっているように感じた。
    複数の資料を突き合わせたり、その背景を検証するのは大事だとは思うものの、そういう資料部分の説明ばかりだと読み手としては面白く読めないというのが正直なところである。

    そして、一休の子であるという紹偵のこと。
    水上さんは「紹偵が一休の実子であっても不思議はない」というような言い方をされているが、私個人は紹偵実子説はどちらかというと疑問視している。
    卒論でしか一休のことを勉強していない身の私であるが、自分で資料を読んだ限り、どうも紹偵は信用ならない人物に感じられたのだ。

    しかしこれには、私の一休さんへの理想像のようなものも投影されているだろうな、とも思う。
    私は卒論ですっかり一休さんのファンになってしまったので(笑)、その理想像をあまり壊されたくないのだ。あくまで、一休さんは体制にも禅林社会にも媚びない、孤高の僧として生きたと思いたいと思ってしまうのだ。
    なので、自分が「胡散臭い」と思ったような人物が、一休さんの実子だったとしたら嫌だなー、と。。

    一度ファンになってしまったら、どうしても理想化してしまっていけないなぁ、と思う。思いつつも、やっぱりそうであってほしいな、それが好きってことじゃないかな、とも思う。非常に図々しい独りよがりな言い分である。

全1件中 1 - 1件を表示

水上勉の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド・ダイア...
オルテガ・イ ガ...
サン=テグジュペ...
遠藤 周作
梶井 基次郎
有効な右矢印 無効な右矢印

一休・正三・白隠 高僧私記 (ちくま学芸文庫)を本棚に登録しているひと

一休・正三・白隠 高僧私記 (ちくま学芸文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

一休・正三・白隠 高僧私記 (ちくま学芸文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

一休・正三・白隠 高僧私記 (ちくま学芸文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

一休・正三・白隠 高僧私記 (ちくま学芸文庫)はこんな本です

一休・正三・白隠 高僧私記 (ちくま学芸文庫)の文庫

ツイートする