高橋秀俊の物理学講義――物理学汎論 (ちくま学芸文庫 タ 38-1 Math&Science)
- 筑摩書房 (2011年10月8日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480093950
作品紹介・あらすじ
物理学のかけ離れた分野、たとえば力学と光学、そこに共通する基本的なセンスが見つけられたら、どれほど思考が軽やかになるだろう。そしてまったく新しい問題に直面したとき、どれほど力強い手がかりになるだろう。さまざまな領域で一級の成果を上げ続け、ロゲルギストを主宰した著者の、卓越した発想法の精髄を披露する。力について、示量変数と示強変数、ルジャンドル変換、動力学の変分原理、回路論から波動論へなど、物理法則や方程式をより高い立場から俯瞰したときに見えてくる景色がここにある。学習者にはステップアップの、研究者には問題へのアプローチのヒントとなる魅力的な講義論。
感想・レビュー・書評
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物理学という学問は多種多様な分野に分かれているが、それらには多くの共通した概念・法則があり、何か問題を考えるときそのアナロジーを利用出来ることが少なくない。
本書はそういった共通するエッセンスを抽出したもので、"物理学者の共通認識"とも言える基本原理を分かりやすい説明と具体的な対応によって解説している。
ロゲルギストでもある著者の議論は非常に分かりやすく、物理学に対する新たな視点を知ることが出来た。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
系推薦図書 総合教育院
【配架場所】 図・3F文庫新書 ちくま学芸文庫
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=189039
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