世界史のなかの戦国日本 (ちくま学芸文庫)

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著者 : 村井章介
  • 筑摩書房 (2012年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480094445

世界史のなかの戦国日本 (ちくま学芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • きちんとした歴史学者の著作なのでやや堅苦しいが、面白い。日本中世から近世への移行期を、東アジアをはじめ、世界史の中の広い視野で位置付けて考えるために、大いに参考となる本である。
    こういう本を読むと、まだまだ知らないことは多いし、分からないことも多い、と痛感させられる。統一的な整合性ある理論で歴史を語るには、余りにもこの社会は複雑、多様で、多くの人々の動きで成り立っているのだと考えさせられる。

  • 歴史も、解釈ってのは個人や流派の問題で、資料があっても解釈が違えば、これって決まるわけでもないんだなあという感想。
    鉄砲伝来が1543(以後、予算増える)か1542の新説でもめる人もいるのか。っていうのが、自分にはあまり関心がない分野なだけに、新鮮だった。

    灰吹法を韓国から得たらしい石見銀山が16世紀の世界での産出量の1/3を占めていたくらいだとか。
    それだけとれたから、韓国に売りに行ったら、韓国が買いきれないくらいで持ってくるなって言ったとか。(銀が産出出来ないから中国に銀は貢ぎませんって勘弁してもらってた経緯もあったけど、当時は綿布が金銭で、その綿布を使い果たしても買いきれないくらいだった)
    ポルトガルがアジアの交易で設けられたのは、既存のアジアの海賊や密貿易のルートを乗っ取っただけだとか。
    足利将軍の時代から16世紀まで、結構国内も国外も貿易盛んだったんだなあ。

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世界史のなかの戦国日本 (ちくま学芸文庫)の作品紹介

世界史の流れの中から日本列島を眺めると、意外な景色が浮かび上がってくる。群雄割拠の中から織田・豊臣を経て徳川安定政権を生んだ戦国時代。しかし15、16世紀の日本では、商業圏の拡大という別の覇権争いが始まっていた。サハリン・沿海州貿易を手中に収めようと画策する蛎崎氏、東南アジアにまで及ぶ西南海貿易で富を築いた琉球王国とその座を狙う島津氏、南蛮貿易のためにおたずね者まで取り込む松浦氏、当時の世界基軸通貨=銀貨をめぐり暗躍する倭人ネットワーク…。地域史をより広い視点で理解する「グローバル・ヒストリー」の先鞭をつけた歴史学の名著。

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