初版 古寺巡礼 (ちくま学芸文庫)

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著者 : 和辻哲郎
  • 筑摩書房 (2012年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480094544

初版 古寺巡礼 (ちくま学芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 天平時代。仏像寺社。興味をそそられる。実物を見たくなる。著者の視点。こぼれ話し。古人の感性、我々との共通点。思い。

  • 知識があり、美に酔いしれる感受性があり、奔放な想像力があった。それを旺盛な表現欲をもって書いた。和辻哲郎がこんなにすごい人とは知らなかった。ものの本性は、受け取ることのできる人の前にだけ、現れるのだろうか。奈良に行きたくなった。

  • 当初、岩波文庫から出ている1979年版を購入し、いつものようにまえがきにあたる部分と解説から読んだ。そして「しまった!初版本を読まなければ!」と急いで、このちくま文芸文庫の初版本を入手した。

    それほどまでに、1979年に改訂されたものと初版本は構成から掲載写真、そして文章や著者の熱い思いが全く異なる。

    しいて言えば、初版本は仏像、仏画に対する著者の「萌え」を心の赴くままに書いたちょっと上品な「エロ本」ともいえる。
    とにかく「視姦」とさえいえるほどのまなざしで、著者の感動を一気に書き上げたような文章はほほえましくもあり、改めてそれらの対象となった仏像や仏画を見に行かなければ!と読者を駆り立てる力があると思う。

    法隆寺や薬師寺など建築物に関する記述については、西岡常一棟梁(法隆寺最後の棟梁)の視点とはまた異なった見方をしていて、それはそれで面白い。

    1979年の改訂版と引き比べながら読むのもまた楽しい。

  • 改訂版は以前に読んだが、初版の方が古の仏、寺に対する見方、感想に瑞々しさ、ストレートさがあり、私はこちらの方が好きだ。が、時間に がある時に改訂版と読み比べてみたい。

  • エディション: 文庫
    出版社: 筑摩書房
    出版日: 2012/4/10

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初版 古寺巡礼 (ちくま学芸文庫)の作品紹介

法華寺十一面観音や、薬師寺吉祥天女、百済観音、法隆寺金堂壁画など、仏教美術の至宝を紹介し、多くの読者を魅了し続ける永遠の名著『古寺巡礼』。しかし現在読めるのは、著者自身が大幅な削除を行った後の「改訂版」。オリジナルの初版には、もっと生な感動と、純粋で熱い情熱があふれている。「見よ、見よ、そこには"観音"が立っている。この瞬間の印象を語ることは、僕には不可能である。全身を走る身震い。心臓の異様な動悸」-。白洲正子ら文化人、また、出征を前にした若者など、多くの日本人を巡礼の旅にいざなった幻の稀覯本を復刻。解説では現行版との異同を詳しく検証。

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