現代数学への招待:多様体とは何か (ちくま学芸文庫)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480095558

感想・レビュー・書評

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/737603

  • 系推薦図書 総合教育院
    【配架場所】 図・3F文庫新書 ちくま学芸文庫
    【OPACへのリンク】
    https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=188693

  • 数式を追う気力が多少ないと読みこなせないと思った。今の私には、少々厳しい。修行が必要。

  • 数学書ではあるが、厳密ではない。難易度は、決して簡単ではない。言葉遣いは大学の数学だ。

    例えと図が巧みで、また、想像が及ばないところは率直に言ってくれて、大変に教育的、良心的な書き口。

    多様体について、初めて触れた私には適切な一書だった。

    位相空間、写像、偏微分、線形代数の知識があって、理解ができたような。次元の不思議、位相と微分可能を堪能しました。

  • 文庫フォーマットだが、啓蒙書ではなく入門書。数学の言葉で書かれている。一読して理解することは難しいかもしれないが、これでも、多様体の最もわかりやすい入門書らしい。

  • 「高校生でも読めるような」ということで書かれた多様体についての解説書。数式も基本的なもののみで、数学書としては異例なくらい図がたくさん入っていることからも、その意図は感じられる。
    多様体の意味を考え、さらにそのことを通して現代数学の意味を問う、数学者の書いた希少な本である。
    日本の哲学研究者の本でよく「多様体」という言葉が使われているのを見るが、本当に理解して使っているのだろうか?
    多様体というのは、あくまでも数学上の概念で、それを取り扱う方法とセットになっている。数学において意味のあるものだ。他の領域で使うのであれば、方法を流用する理由とそのために対象をどう多様体として定義するかが必要になる。フッサールは理解して使っていると思うが、日本の哲学研究者は単に字面がカッコいいから使っているだけのように感じる。

  • 図を駆使して、局所座標系の導入のイメージを掴み、位相から多様体へという流れがとても分かり易かった。トポロジーでよくある「切ったり貼ったりして変形させる」という作業を、イメージ先行とはいえ、数式と共に追いかけることができて面白い。まぁ実際のところ1/3も理解できていないと思うけど。

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著者プロフィール

1930年,新潟市生まれ。東京大学大学院数学系修士課程修了。東京工業大学名誉教授。著書に『無限のなかの数学』,『数の大航海』,『現代数学への招待』,『数学30講シリーズ』(全10巻),『数学が生まれる物語』(全6巻),『大人のための数学』(全7巻)など多数。

「2022年 『数学史入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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