ヨーロッパの帝国主義: 生態学的視点から歴史を見る (ちくま学芸文庫 ク 28-1)
- 筑摩書房 (2017年4月6日発売)
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感想 : 6件
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- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480097897
感想・レビュー・書評
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東2法経図・6F開架 209A/C93y//K
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最近忙しい気味だったので、ようやく読了。
大航海時代の白人の進出が成功したのは、人間に前後して移入した旧世界の雑草、動物が新世界のニッチを速やかに占領し、また天然痘などの病気が抵抗力のない旧世界の人間の間に猛威をふるったからだというような内容。
スケールの大きな魅力のある話だけど、ちょっと展開が粗いように思う。 -
植物や家畜、病原菌といった生態学にフォーカスを当てた世界史。
非常に興味深く読んだ。病原菌に関しては先行の著作がありそうだが、植物や家畜といった生態系全体に関してのものは余りないように思う。
新大陸発見以降から始まったヨーロッパ人の植民(※本書で言う「植民」とは、一般的に連想される「帝国主義」「植民地」という意味ではない)が、アメリカ大陸やオーストラリア、ニュージーランドでは成功し、アジアや中東で失敗したのは何故か?
こういう本が1998年に既に邦訳されていたというのは驚いた(単行本は岩波書店より)。 -
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