チョムスキー言語学講義: 言語はいかにして進化したか (ちくま学芸文庫)
- 筑摩書房 (2017年10月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480098276
感想・レビュー・書評
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原書名:Why Only Us: Language and Evolution
なぜ今なのか?
進化する生物言語学
言語の構成原理とその進化に対する意義
脳の三角形
著者:ノーム・チョムスキー(Chomsky, Noam, 1928-、アメリカ・フィラデルフィア、哲学)、ロバート・C・バーウィック(Berwick, Robert C, 1951-、言語学)
訳者:渡会圭子(1963-、東京都、翻訳家) -
チョムスキー、バーウィック『チョムスキー言語学講義 言語はいかにして進化したか』。進化論について誤解を解いたあと、研究事例を示しながら言語能力は人間に特有のものであることが述べられる。また、この本では言語の外在化(発声とか)と言語能力そのものは区別されるべきだと主張する。
自然言語の文法で動詞が後とか前とかの違いは、心的な道具である言語を外在化する際の制約化における自由度のひとつに過ぎない。本質的には、二つの統辞体から別の統辞体を(階層的に)構成する「併合」という演算に帰着できそう。証拠もでつつあり普遍文法はむしろこれから、らしい。勉強になった。
普遍文法擁護側の話を読めたので、こんどは日経サイエンスの「普遍文法はいまはあまり支持されない(うろ覚え)」のような記事を読んでみるといいのかも。 -
学生時代に生成文法をかじった者として文庫本が出版された機会を捉えて、改めて読んでみました。生成文法がというよりも、言語がいかにしてできてどう進化してという講義がまとめられていますね。超難解です・・・。
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この問いに対して私たちは答えを与えようと思う。
学者さんたちがんばってる~という感じで読めます。 -
借りてきました、、