論証のルールブック [第5版] (ちくま学芸文庫)

  • 筑摩書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480099242

作品紹介・あらすじ

論理的に考え、書き、発表し、議論する。そのための最短ルートはマニュアルでなく、守るべきルールを理解すること。全米ロングセラー入門書最新版!

感想・レビュー・書評

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  • クリティカルシンキングの基礎であり、またノンフィクションの文章の書き方の基礎を書いた本。こういった本は大学の1,2年次の授業でやっておくといいだろうなー、と思いました。わたしは人生の中でライティングって誰にも教えてもらったことないなー、なんてことを考えながら読んでました。

  • 論理的な文章を書くというテーマで文章表現の話に終始している本は多いが、こういったクリティカルシンキングの視点を身につけるのが先決だと思う。高校生〜大学1,2年生くらいで読むといいのでは。

  • 論証は相手を言いまかすことではない。

    論文作成や口頭発表だけでなく、もっと単純に「論証」とは何かがわかる。論証とは「結論を支える根拠や証拠を提示すること」が必要である。単純明快なルールとして示されたいくつものケースを順に読んでいけば、どのようなものが求められているかわかる。

    大学生や高校生にぜひ一度手にとってもらいたい。自分で研究や論文を書いたり発表をしたりするだけでなく、政治家の発言や新聞ほかマスメディアに接するときにも役立つだろう。

    第10章の公開討論が特に面白かった。日本人は公開討論が苦手で欧米は得意だとか言われたこともあった。また最近の政治家の発言が聞くに堪えないと感じたこともあった。ここにしっくりくることが書かれていた。誇りを持って論証すること、共通の場に立つこと、礼儀正しさを忘れないこと。相手を言いまかすのではなく、一つの問題を一緒に考えるのがディベートだということを忘れないようにしたい。

  • 誤謬についての補遺が特に面白い。
    論理的に考えるためには必読だと思う。
    公開討論について書かれているのはアメリカならでは。

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1317362

  • 「論証のルールブック」読了。何で買ったかよく覚えてない…熱があるうちに読みたいもんだね。
    後書きに「高校生やロースクールの学生、さまざまな立場の人たちに読まれてきた」とあるけどまさに学生でも充分読める・活用できる内容かと思いました。

  • 読了日 2020/05/23

    買ってしばらく経っていたが、こたび読み終えました。
    これ1枚にまとめて手元においておいたらいいのでは。再編してさ。チャートにするのもいいかもしれない。

    はじめに
    序章
    論証はなぜ重要なのか
    論証はあなたとともに成長する
    本書の構成

    第1章 短い論証をつくる一基本的なルール

    ルール1 前提と結論を決める
    ルール2 筋が通る順序でアイデアを示す
    ルール3 たしかな前提をはじめに示す
    ルール4 具体的かつ簡潔に
    ルール5 感情的な意味合いの強い言葉は避ける
    ルール6 首尾一貫した言葉を使う

    第2章 例章による論証
    ルール7 複数の例をあげる
    ルール8 代表的な例を的確に選択する
    ルール9 裏づけとなる確率はきわめて重要
    ルール10 統計の数字には批判的な視点が必要
    ルール11 反例を検証する

    第3章 類推による論証
    ルール12 類推には適切な類似性が必要である

  • アマゾンじゃあんまり評価が高くないけど、ぼくはいい本だと思う。簡潔なのがいい。2時間もあれば読めると思う。野矢茂樹氏の本もいいけど、この本はレポートや論文の書き方になっているから、単なる論理学の本じゃない(論理学ももちろんやっているけど)。学生がレポートや論文を書く前に、一冊だけ読むとすれば、これかなと思う。社会人がまともな会議をしようとするときにも使えると思う、

    ただ、アメリカの大学生むけなので、日本の大学にないようなことも書いてある。(フィードバックをえるには)「大学のライティング・センターに行ってみよう」というところがある(p.142)

    「たいていの大学には文章を書く技術の習得を助けるライティング・センターがある」

    そうだが、日本の大学にそんなもんあるんかしら。作ればいいのに。

  • 論文を書く、プレゼンをする際に必要となる論証のルールについて書いてある。内容は基本的かつシンプルなものでとても扱いやすい反面、演繹的論証や誤謬の詳細な例を書いてある。

  • 後件否定

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