ちくま日本文学全集 15 稲垣足穂

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480102157

感想・レビュー・書評

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  • ちくま日本文学全集015

  • 図書館で『一千一秒物語』『チョコレット』などの短編を読む。

  • いろいろな文体の文章が詰まっている。『一千一秒物語』が直観的に頭に響いて特に良かった。が、正直読みづらい作品もあった。『異物と滑翔』も内容はよく理解できなかったが、興味深かった。哲学に造詣があれば、もっと楽しめただろう。

  • 一千一秒物語 / 鶏泥棒 / チョコレット / 星を売る店 / 放熱器 / フェヴァリット / 死の館にて / 横寺日記 / 雪ケ谷日記 / 山ン本五郎左衛門只今退散仕る / 空の美と芸術に就いて / われらの神仙主義 / 似而非物語 / タッチとダッシュ / 異物と滑翔

  • こういう日本語を書けるようになりたい。

  • 噂どおりぶっとんでます。

    表現力は半端じゃないけど、話の展開が、展開なのだか、
    徒然なるままに書いているのか謎。
    文章読んでるのに、トリックアートをみているような錯覚に陥ります。

    そんな中「山ン本〜」のお話は、面白怪談みたいで意外でした。

    PVA的〜について、あそこまで言及できるなんて圧巻。

  • 短編集。

    この著者の文章はカラッと乾いている印象。「真昼のような月夜だった」と「あそこには夢が棲んでいるね」いう文章が、なぜかいつまでも忘れられない。

  • 未読。

  • 面白い!以前読んだときにはこんなに面白いと気づかなかった。
    特に天体関係 横寺日記(「ヨブの柩と矢」「北落師星(フォマルハウト)」)
    20071116

  • 空気の瑞々しさ。

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著者プロフィール

稲垣足穂(1900・12・26~1977・10・25) 小説家。大阪市船場生まれ。幼少期に兵庫・明石に移り、神戸で育つ。関西学院中学部卒業後、上京。飛行家、画家を志すが、佐藤春夫の知己を得て小説作品を発表。1923年、『一千一秒物語』を著す。新感覚派の一人として迎えらたが、30年代以降は不遇を託つ。戦後、『弥勒』『ヰタ・マキニカリス』『A感覚とV感覚』などを発表し、注目を集める。50年に結婚、京都に移り、同人誌『作家』を主戦場に自作の改稿とエッセイを中心に旺盛に活動し始める。69年、『少年愛の美学』で第1回日本文学大賞受賞、『稲垣足穂大全』全6巻が刊行されるなど「タルホ・ブーム」が起こる。

「2020年 『稲垣足穂詩文集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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