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ユーモレスク (ちくま文庫)

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著者 : 長野まゆみ
  • 筑摩書房 (2007年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480423405

ユーモレスク (ちくま文庫)の感想・レビュー・書評

  • 1つ1つの物語が読み進めるうちに繋がっていくから、どのシーンも油断できない。ミステリーをあまり読まないので、不慣れだったものの新鮮だった。
    三の宮さんや萌との会話も面白い。
    それにしても真哉くんが、切ない…よ。

  • 行方不明になった弟の姉・周子目線。入り組んだ人間関係が「ネクタイ」を通してだんだん明らかになっていくミステリーっぽい展開は面白かったけれど、う〜むそこまでグッと来なかった

  • 男同士の密かな感情をそっと覗き見る隠微さになんというか、BL好きな人の心をこう…そっと撫でてゆくようなそんな気持ちになった。
    長野さんの作品では同性同士の関係になると、どちらがどうみたいな役割が決まっていたりするものが多い中でどちらとも言えない感じを醸し出している感じが個人的には好感が持てた。
    服飾品の中でネクタイと言えば「束縛」をやはり端的に表現するものなのだろうか…と彼等の一連の情事を見るにつけ連想させられる事になった。
    後半の「アラクネ」のレースと蜘蛛の巣を思い浮かばせる情景は幻想的で印象に残った。

  • 学校の図書室で表紙を見て借りてきたので、読んでいる途中で同性愛を取り入れた作品だと気付き、少々驚きました。(実際にこんなに身近にそう何人も同性愛者がいるものなのか?と疑問に思いました)

    すごく人物の関係性がいりくんでます。和くんがこの話が進んでく上での重要人物ですね。弟がいなくなって何年もたってから、周子が知らかった弟のことがどんどんわかっていきます。周子たち家族が弟真哉の死を受け入れていく過程が、止まっていた時がようやく流れていく感じがします。いつも大切な人の面影を生活の中で自然と探してしまうのは、なんだか切ないですね。弟のことに区切りをつけて、一歩進もうとする家族の姿が印象的でした。

    会話文など回りくどい書き方があったりして、少し読みづらかったです。

  • 周子…だと…!?(笑)

  • 長野さんっぽくないかもだけど、ほんわり、柔らかい空気が流れるような作品で、けっこうスキでした。
    ピアノの音が聴きたくなります。

  • 衣服の描写が綺麗

    ネクタイとかシャツとかいい…

    今回は女子が主人公だからふつうの話かと思ったら安定のほもだった

    副島くんすき

  • 長野まゆみさんの服装の描写がとても好きです。
    専門学校に通っていたせいもありますが、どこか衣装じみた登場人物の服装にどきどきしていました。

  • 5年生の遠足で貯水湖に行ったまま戻らなかった真哉。
    真哉は隣家から聴こえてくるユーモレスクが好きだった。
    あれからもうすぐ7年。法的には死亡とみなされる。
    もう4人家族のふりは出来なくなる。
    7年前、本当は何があったのだろうか・・・
    真哉の死によってもたらされた悲しみと、
    そこから派生した新たな切なさと傷。
    7年目を区切りとして、少しずつ変わっていく様子を
    ミステリ風に綴っていますがBLです(^◇^;)
    女性目線なので、不思議な感じがしますが切なかったです。
    同時収録の「アラクネ」も好きです。

  • 6年前に行方不明になった弟、隣家から聞こえてくるユーモレスク、隣家の幼なじみと高校生の少年との関係、百貨店の紳士用品売り場、ひとつひとつの要因が長野まゆみの手を通して語られると、実に艶やかな彩りを与えられ、それでいて何とも切ない。初期作品とは全く違うけれども、これもまた間違えなく長野作品ですね。しかも男同士の関係を女性視点(姉視点)で描くというのも面白いです。美化し過ぎず、それでいて現実とは違う世界を築き上げてしまうのはさすがですね。

  • 24歳の女性が主人公。長野作品には珍しい一作。
    少年好きとしてはちょっと物足りないところも…。
    でも長野作品らしさはちゃんとある。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-33.html

  • 夏の昼下がり、秋の終わり。そんな雰囲気の物語。

  • 時代は現代。語りは女性。

  • 長野さんらしくない話だったな。
    妙に現代風生活感がある。

  • 女性目線は、いいですね。

  • 文庫版書き下ろしの為に購入

  • オチがちょっと弱いような いいホモですが
    「〜じゃ」を「〜ぢゃ」と書く表現だけがどうしても受け入れられない…

  • 入り組んでて正直難しかった。

  • 久々に長野まゆみに挑戦。淡々としたというか静かなというか。緩やかに過ぎ行く時間を綴った感じ。弟の失踪と隣家の同級生との関係とか。主人公の女性の視点で描かれているのが新鮮でした。でもやっぱり長野まゆみは長野まゆみなんだなーと思ってみたり。内容的に。初期の頃の不可思議な、美しい日本語を求めると肩透かしを食らうかも。普通の小説になってました・・・。それはそれで非常に面白かったんですけど。長野まゆみはやっぱり水蜜桃とかさ、そういうイメージだよね。

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