- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480424679
作品紹介・あらすじ
子供にも大人にも大人気のムーミン。その魅力の源泉はどこにあるのだろう。さりげないユーモアやアイロニーを滲ませた独特のキャラクターたち。決して予定調和に陥らない物語の面白さと不思議さ。本書は、ムーミンシリーズから特徴的なエピソードを選び出し、キャラクターごとに解説。入門書の決定版であるとともに、大人のファンにも読み応え十分の謎解き本でもある。図版多数。
感想・レビュー・書評
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全巻揃えた事に満足して、最初の1~2巻だけ読んで本棚に飾ってあるようなシリーズがふたつある。ひとつは「オズの魔法使い」シリーズ、そしてもうひとつはこの「ムーミン」のシリーズだ。
この本は“蘊蓄ネタ本フェア”の一冊として帯が付いていたが、単なる蘊蓄ネタという浅いものではなく、各キャラクターのアイデンティティと成長について書かれていて、ムーミンの物語って実はこんなに深かったのか!と目から鱗だった。ある意味、今までシリーズを温存していて、この本を読んでからシリーズを読み始める事にして良かったと思える内容だった。(都合良く解釈(笑))
さあ、改めてシリーズを最初から読みましょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ムーミンシリーズに登場するキャラクターの紹介から、それぞれの特徴をとらえたエピソードを抜粋して分かりやすく解説しています。
ムーミンシリーズを読んだことがなくても、挿し絵もあるし、それぞれの特徴を知ることができます。 -
感想
理想的世界で残る問題。個人がいかに存在価値を見出すか。周りは認めていても自分が納得しなければ意味がない。キャラクターたちも足掻く。 -
冨原眞弓著『ムーミン谷のひみつ(ちくま文庫)』(筑摩書房)
2008.8発行
2017.10.7読了
ムーミンシリーズは小さい頃から本当に好きで夢中になって夜更けまでよく読んでいた。
だけど、今ひとつどう読めばいいのか分からず、もやもやとした感触があって、自分でも説明できない魅力にとりつかれていた。
なぜこんなに夢中になって読んでしまうのか?
ムーミンシリーズに隠された秘密の一端がこの本で少し分かった。つまり、ムーミンシリーズは自我の探求の話なのだ。ムーミン谷というユートピアにおいてさえ、それぞれアイデンティティーに問題を抱えている。
自分とは何か?
一人ひとりの登場人物の目を通して、読者にそう問いているのだ。
URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000009657399 -
大体全部読んだと思うんだけど、大分前の事だからこれを読んで結構思い出せた。読んでない人でも読んだ気持ちになれるくらい詳しいけど、でも読んでね、っていう。
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新しいムーミン全集を読んでいるので、そのお供としてこの解説書を読みました。
キャラクターの個性やストーリーを通して、作者トーベが何を伝えたいのかが分かりやすく書いてあります。読むことでムーミン物語の解像度が上がり、ただのファンタジーから哲学・道徳的なお話へとぐんと昇華しました。
解説書とはいえ決して堅くなく、時にウィットな文章で読みやすいです。特にムーミンパパに対して辛辣なのが実際その通りなんだけどちょっと笑った。 -
ムーミン家族
ムーミントロール
ムーミンパパ
ムーミンママ
ちびのミイ
スニフ
スノークの女の子とスノーク
フィリフヨンカ
ヘムル
ニョロニョロ
モラン
スナフキン
トゥティッキ
スクルットおじさん
著者:冨原眞弓(1954-、スウェーデン文学) -
ムーミン家族
ムーミントロール
ムーミンパパ
ムーミンママ
ちびのミイ
スニフ
スノークの女の子とスノーク
フィリフヨンカ
ヘムル
ニョロニョロ
モラン
スナフキン
トゥティッキ
スクルットおじさん -
無料動画で子供とムーミンを見ていて「ええ話やなあ」と思っていたので。これは簡単なガイドブック、これから原作を読んでみよう。