adlibさんの感想
2020年10月11日
── 青木 正美《古本屋群雄伝 20081210 筑摩書房》ちくま文庫) http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4480424911 …… つい最近、目録で手に入れた蒐文洞・尾上政太郎の『私の古本や むかし話』(昭和61、緑の笛豆本)下巻、によると、戦前、大阪の市会 のメンバーの中から、カズオ書店が中心になり、神戸の朝倉屋、蒐文洞、 それに十二段家書房(西垣光温)など六人のグループが生れ、「にんじ ん会」と称して、明治文学書、限定本や詩歌集などの研究会を時々ひら いていたという。 十二段家は勉強熱心だったことがこれから伺われる。 (追記)不思議な偶然だが、これを書いて一ヵ月後位に、「日本古書通 信」(平成16年8月号)のコラムに、八木 福次郎氏が「十二段家書房」 を載せられたのが目に付いた。この一文によって、十二段屋は十二段 「家」が正しいこと、包装紙に芹沢けい介のデザインのものを作ってい たこと、昭和23年10月9日に古本屋閉店の記念に西垣氏の自宅で蔵書整 理の会が盛大に開かれたこと、今も京都の二ヶ所で「十二段家」の名で 料亭を営業中のことなど知ることができた。 http://www.sogensha.co.jp/page03/a_rensai/kosho/kosho15.html ── 高橋 輝次【古書往来15】 ── 蒐文洞・尾上 政太郎《私の古本やむかし話(下)1986‥‥ 緑の笛豆本》 https://rnavi.ndl.go.jp/mokuji_html/000010008168.html(アマゾレス) https://www.facebook.com/masatoshi.awa.1/posts/2826947120918716 http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B00H987162 十二段家の系譜 ~ 西垣家の人々 ~ http://moritakk.com/release/20180803 (20070325)(20201011)
「書肆玉一」さんの感想
2016年12月10日
2008年1月10日、初、並、帯無 2016年12月8日、松阪BF
1933年東京生まれ。53年、葛飾区堀切に古本屋を開業。商売のかたわら近代作家の原稿・書簡、無名人の自筆日記などの蒐集に励む。『肉筆で読む作家の手紙』(本の雑誌社)、『古本屋群雄伝』(ちくま文庫)、『東京下町古本屋三十年』(青木書店)など、著書多数。 「2018年 『文藝春秋作家原稿流出始末記』 で使われていた紹介文から引用しています。」