紅い花,やなぎ屋主人 (ちくま文庫 つ 14-5 つげ義春コレクション)
- 筑摩書房 (2009年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480425454
感想・レビュー・書評
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旅先に特別さを求めて行っても、現実はそううまく日常と完璧に乖離された体験をできるはずもなく、
生活じみたところをみつけて、幻滅した思い出もある人も多いはず。
しかしそういうものこそ心に残って、えも言われぬ旅情を思い起こさせる。
つげ義春の旅行漫画は、その生活じみた人間臭い部分を味わえる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/764269 -
テレビ番組『このマンガがすごい』で、映画監督の塚本晋也さんが『やなぎ屋主人』の実写化に挑んだ。原作のモデルとなった食堂で店員として働き、役作りに励むという力の入れようで、監督も自らこなした。できあがった作品のなんともシュールな仕上りが、なんだかうれしくなって、原作を読みかえしたくなった。健さんの『網走番外地』を聴きながら。
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のうキクチサヨコ
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裏表紙より。
「紅い花」に始まる、つげ義春の“旅”。見知らぬ土地で出会う少女、飄々と生きる男たち。独特のユーモアに溢れる旅マンガの傑作12篇を収録。
【収録作品】紅い花/西部田村事件/長八の宿/二岐渓谷/オンドル小屋/ほんやら洞のべんさん/もっきり屋の少女/やなぎ屋主人/リアリズムの宿/枯野の宿/庶民御宿/会津の釣り宿
解説 早坂暁
解題 高野慎三 -
M まんが