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自分の仕事をつくる (ちくま文庫)

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著者 : 西村佳哲
  • 筑摩書房 (2009年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425577

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自分の仕事をつくる (ちくま文庫)の感想・レビュー・書評

  • 働き方
    気になりつつも後回しにしてきたが、旅行先のギャラリーショップで購入

  • 仕事や働くことについて著者の考えが書かれた本。共感できる部分が多かった。

  • クリエイター系向けかな…。そっち方面の人にとっては事例集的な参照価値があると思う。
    正直あまりピンと来るところは少なかった。

    「本人の「解像度」の高さが、その人のアウトプットの質を決める。……イメージと現実のギャップが感じられるからこそ悩めるし、成長することも出来る」(29頁)

  • 様々な芸術家、デザイナーにインタビューをし彼らの仕事を紹介するとともに、働き方について考える。
    本書で紹介されている人は、理想的な働き方をされている人が多いが、そこまでには大いに悩み、妥協したこともあるだろう。
    それらの経験があってこそ、理想の働き方にたどり着けるのだろう。
    そして、彼らは自身の働き方や仕事に対しての哲学やビジョンを持っている。
    どの様な仕事をどの様にしたいのか、を考えるというだけでなく、読み物としてとても面白く興味深かった。
    芸術家の頭の中をもっと覗いてみたくなった。

  • 空間、マネジメント、仕事か労働か #しもむめも

  • 著名人へのインタビューはとりとめのない話ばかり。どちらかといえば最終章の筆者の経験談のほうがタイトルにしっくり来る内容。

  • 仕事のモチベーション。

  • 西村佳哲さんのことをこの本で初めて知った。西村さんが、さまざまなプロフェッショナルに会いに行くインタビュー集。

    たぶん、読むたびに意味が変わり、読むたびに喚起される本。(最初に読んだのは1年目)

    以下memo&コメント

    ・変にスケッチを描くよりも、どれだけ良い形で既にあるモノたちに出会って、触って、見ていけるかが大切なんだ。触覚的に作業を進めていくと、本能的な部分がいい形で残っていくんですよ。たとえば桃の果実をスタッフに手渡しながら、「このピンクが…」と色指定をすることがあったという。この時、手渡される"桃"には、ピンクという色を越えた情報が含まれている。その質感と手触り、味わい、重さ、儚さ。これらすべてを含んだ情報が、まるごとの経験としてスタッフに伝えられ、共有される。
    →電子機器とか紙の媒体とか、どこからどんな形で探すのかは関係ない。自分の感覚を伝えられるような究極に具体的な例として示せれば何でも良い。

    ・本人の「解像度」の高さが、その人のアウトプットの質を決める。つくり手の観察力が低ければ、なんでもすぐに完成する。完成度の高い仕事には、その仕事の随所に、物事に対する観察力を高め、解像度を上げる工夫があらかじめ含まれている。
    →経験することによって、次はちょっと良い質のものを、ちょっと効率的につくろうとする、っていうのが良くも悪くも自分の癖な気がする。でも本当は、経験することによってアウトプットイメージの解像度がぐーんと高まることにある。最初のアウトプットに固執せず、それを上回るものを出しつづける。

    ・プロジェクトが始まって最初の三ヶ月ほどは、手はあまり動かさず、勉強に集中しました。…そうしているうちに、だんだん何をするべきなのか、何が問題なのか、自分たちに何ができるのかが細かいところまで見えてくる。この勉強の段階が、非常におもしろい!
    →ここまで時間をかけて深くはできていないけど、今、ここを重要視しているチームにいられるのは幸せだなぁ。

    ・映画『グレート・ブルー』の監督リュック・ベッソンと俳優のジャン・レノ、そして音楽を担当したエリック・セラの三人は、撮影が始まる前の二ヶ月間、地中海の海をめぐりながら毎日ダイビングを繰り返したという。主人公はどんな気持ちで海に潜るのか、自分たちはなぜこの映画をつくるのか、なぜつくらなければならないのか。これらについて、語り合い、感じ、体験を深く共有する時間を重ねたそうだ。
    →明文化することが難しい、「何か」を共通認識として仲間が持てると強い。

    ≪IDEO ボイル氏≫
    ・大切なのは、本当の問題を発見していく能力です。表面的に目につく問題点は、より根本的な問題が引き起こしている現象のひとつにすぎないことが多い。では、問題に深くアプローチしていく方法とは何でしょうか。それは、机の上で頭を捻って問題を予測することではない。早い段階からトライ&エラーを重ねていくこと。これに尽きます。私たちは、小さな失敗をできるだけ多く、具体的に重ねることに注力しています。プロトタイプをつくっても、そのテストが上手くないと駄目だ。どう上手くいったのか、駄目だったのかが判断できなければ話にならない。

    ≪佐藤雅彦氏≫
    ・世の中でいちばん難しいのは、問題をつくることです。
    ⇒先日のfab learn asiaでも、これから求められるのは「正しい問を立てられる人」という話が出ていた。

    ≪ワイアード 小林弘人氏≫
    ・コンセプトや編集方針よりも、小さくて具体的な工夫の積み重ねが、このメディアを成立させている

    ≪ドラフト 宮田氏≫
    ・自分がしっくりこないことや疑問に思うことを素通りせずに、つねに意識しつづけること。自分を大事にすること、自分らしさを模索しつづけること。... 続きを読む

  • ●読むキッカケ
    ・藤野さん・濱田さんがいなくなるにあたって、
    今後自分が拠るべとすべき、いい仕事をする、とはどういうことなのかを、
    言語化したくなったから

    ●サマリー
    ・この本に込められたメッセージは、色んな所にとんでいて、捉えづらいと思っている。
    それは、きっと読むタイミングによって、どこを捉えられるかが変わってくるものだと思う。
    ・今回感じたのは、人の、特に自身の自尊心を奪わないような、
    決して意味のない、意図のない、こだわりのないモノを創ることは辞めていきたいなということ。
    それは自分を傷つけることになるし、結果生まれるものも人を傷つける。
    ・では何を創るのかといえば、難しいが、少なからず自分の感性と結びついた、
    こだわりのある仕事を増やしていければいいのだろうと思う。
    それは、広義の、WILLに基づく仕事、ということになるのだろうが。

    ●ネクストアクション
    ・特に無し。

    ●メモ
    ・人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値が有る」というメッセージを探し求めている生き物。
    とすると、「こんなものでいい」と作られたものは、
    その人の追い求めるイメージと逆の効果を人にもたらし、自尊心を傷つける

    ・この世界は一人一人の小さな仕事の累積で成り立っている。
    目の前にある一つ一つのもの、ことは誰かの仕事の積み重ねで成り立っている。
    とすると、世界を帰るということは、一人一人に委ねられているともいえる。

    ・本人の解像度の高さが、その人のアウトプットの質を決める
    ⇒解像度は、いいものを見極める目だと捉えると、
    その人がいいものを捉える目を持っていないかぎり、
    いいものは作られないだろうということ。

    ・エコロジーとはイデオロギーの問題ではなく、センスの問題である。
    環境問題もトップダウンの理念を押し付けるのではなく、
    何を美しいと思うか、心地よく感じるかという、
    個々人の感性に働きかけるものである必要がありそうだ、ということ。

    ・自分の仕事をしているかどうかについて、
    何を作ろうとも、本人の疎外が無い限りは、それを人間の仕事として捉えるべきでないかということ

    ・個人の自由意志を尊重しようというのは、正しいのかどうか分からない。
    それは価値観を刷り込まれているだけ、とも捉えられる。

    ●読むキッカケ
    ・Amazonのほしい物リストに入っていたのを見つけて
    ・仕事ってなんだろうー、みたいなのを考えたかったのかも

    ●サマリー
    ・いい仕事とは何か、どうしたらそれを実現できるのか、みたいなのがテーマの本
    ・著者の主張を交えつつ、そのテーマを実現している人に、
    自身の仕事について語らせている
    ・何か明確な主張があるわけではないはずなので、詳細を以下記載

    ●メモ
    ・この本で語られている、「いい仕事」とは何かを自分なりに捉える
     −そもそも与えられたものではなく、自分の心発でやるべきと定義されたもの(WHAT)
     −心血が注がれているもの、力を尽くしているもの(HOW)
    と捉えた。そして、それらに納得感は高い。

    ・あとがきで、仕事の性格上WHATが規定されていて、それがHOWにも影響されるような悪条件の中で、
    頑張っている人もいるのでは、そしてそれは間違っていないのでは、という主張があった。
    それに対して著者は、その頑張り自体を真っ向から否定したいわけではなく、
    そういった状況を作り、搾取している何かに対して憤っていると主張していた。
    さらに一方で、その状態に甘んじている側にも問題が在るのではないかと主張していた。
    その環境を最終的には自分で選んでいるのではないか?
    選択によっては、状況を変えられるのではないか?と。

    ある種の強者の理論にも思えるが、妥当な主張のように思える。
    現状、自分も甘んじているものだと思っているから。

    一方で、とはいえ... 続きを読む

  • 著者には高校生のときに課外授業で講義を受けたことがあり、その生き方・考え方に強烈に感動した記憶があり、書籍を購入。「やたらに広告項の多い雑誌、10分程度の内容を1時間枠に水増ししたテレビ番組、などなど。様々な仕事が『こんなもんでいいでしょ』という、人を軽くあつかったメッセージを体現している。」という部分に深く感動した。自分もこういう考え方で仕事をするような大人になりたいと思った。

  • 仕事について語ることは、生きる姿勢について語ることなんだな、と思いながら読みました。

    いろんな仕事、いろんな人について知ることができたのでおもしろかったです。

  • 私が仕事に対してなんとなく疑問に感じていたことを、見事に言語化してくれている本。西村さんは尊敬する人になりました。

  • 仕事とは何か、自分事に感じていないときに購入した本の再読。「自分の仕事って?」と迷っている人、、こなし仕事をしているな...と感じている人にとって価値ある1冊!

    結局は、好きだな、と思うことが見つけた(見つけようとしている)人が、組織に属せずに自分で立ち上がることが第一歩。言うは易し...

    ・たとえば安売りの家具屋の店頭に並ぶ、カラーボックスのような本棚。化粧板の仕上げは側面まで、裏面はべニア張りの彼らは、「裏は見えないからいいでしょ?」というメッセージを語るともなく語っている。
    →様々な仕事が「こんなもんでいいでしょ」とメッセージを体現している。人は「大切にされているという価値」を求めている。

    ・本人の「解像度」の高さが、その人のアウトプットの質を決める。あるピアノ奏者に「音楽家にとって、もっとも重要な能力とは何か?」と質問したところ、迷うことなく「聞く能力です」と返ってきた。「自分は十分に良い音が出せている」と感じたら、そこがその人の音楽の上限になる。
    →goodはgreatの敵。

    ・「好きなことをやぅても食べていけるんですか?」という社会的価値を巡る約束をあらかじめ取り付けたいような、そんな不安がにじみ出た質問を受けることがある。が、はっきり言って、あらかじめ意味や価値を約束されている仕事などどこにもない。「これをやれば大丈夫」というお墨付きを求める心性は、年齢差に関係なく分布しているようで、これらに出会うと本当に途方に暮れる。

    ・仕事の主体は「働く人」本人。であるにも関わらず、その働きがまるで他人事のようになされてしまう。「本当にポスターが必要ですか?」と逆に問い返されることに、頼まれた仕事を単にこなすのではなく、何が本当に必要なのかを共に考えるところからデザインを始めようとする姿勢を感じることができる。
    →自分がしっくりこないと疑問に思うことを素通りさせずに、つねに意識し続けること。つまりは、自分を大事にすること、自分らしさを模索し続けること。「やめずに続けていれば、その時にはまだわからなくても、5年とか10年とか立った時に形になるものです。」

    ・魅力的な物事に共通するなんらかの法則を見出そうとするとき、好きだけれど理由がわからないものをいくつか並べてみる。自分が感じた、言葉にできない魅力や違和感について、「これはいったいなんだろう?」と掘り下げる。そこを掘って掘って掘って、掘り下げていくと、深いところで他の多くの人々の無意識とつながる層に達することができる。中途半端な掘り下げは自慰行為と評されかねないが、深度を極端に深めていくと、自分という個性を通り越してヒトは何が欲しいのか、何を快く思い、何に喜びを見出す生き物なのかといった本質にたどり着かざるを得ない。
    →自分の感覚が出発点

    ・大事な人が自分のためにつくってくれたものであれば、多少形がいびつでも、それだけの理由で価値が損なわれることはない。作り手との関係性や物語性に欠けるプロダクトは、モノそのものの美しさや機能に評価が集中しがちだ。

    ・1分間マネジャー、はいい仕事がしたいという人々の根源欲求を前提に、マネジャーの仕事は管理ではなく、そうしたワーカーの欲求に応え、サポートすることにあると伝えている
    そもそもいい仕事がしたいのだから、そのための阻害要因を取り除き、力づけるのがマネジャーの仕事なのだ。

    ・休みは誰のものか?当然会社のものではない、自分のものだ。
    →時間はいのち。

    ・正解が既にあるのか、正解はあなたのなかでこれから生まれるのか、の違いが一人ひとりのセルフエスティーム(自己肯定感)の育みを妨げてしまうだろう。

  • ファシリテート
    └明示的、暗示的でも物事を促進させること。目的をぶれずに伝えることを意識する

    暗黙知
    └重要な情報でも明文化することが難しい事もある。共有知を高めることで解決


    1分間マネージャー
    └仕事の管理ではなくワーカーの欲求に応え、サポートすること

  • ほかの本で紹介されていたから。
    デザインに興味のある人はもちろん、ない人にも、全体性の話などはおもしろいと思う。

    人間は「自分は大切な存在」というメッセージを常に求めている/自分がしっくりこないことに目をつぶらす、模索を続けること/「現在の仕事は、ドロップアウトの延長上」/自分の行動に矛盾があると失感情的な心理状態になり、自分の空洞化を招く/いい仕事とは、嘘のない仕事/自分のものはすべて自分でまかないたい、に同感/浮かんできたイメージを紡いでものをつくったり、図面をひかずにつくったり、いろいろな方法をとっていいことを思い出した/好きなことをするには、会社は7人くらいが適当か/「~馬鹿」のする仕事の素晴らしさは、無償のものということ/企業の依頼を受けてデザインする仕事は、ここ半世紀間の、資本主義経済の過程のもの/空間のリデザインで人々のワークスタイルを変えることができる。しかし、同時にマネジメントを行わないと、それは機能しないし、仕事そのものの意味を醸成しなければ、生き生きと仕事できない

  • いい仕事とは。
    セルフエスティームを高めてもらうには、その人の存在に対する真剣さの強度を態度と行動で体現する。

  • 2015年の11冊目です。

    この本は、著者である西村佳哲さんのセミナーに参加した時に、その場で購入しました。
    セミナーは約2時間で、働き方という切り口でお話を聞かせて頂きました。
    「働き方がちがうから結果もちがう」というテーマで、自身が訪ねられた様々な働き方の現場を紹介されています。
    職場環境、ワークライフスタイル、仕事の進め方において、我々普通のサラリーマンではありえない「働き方」が紹介されています。自分の働き方の結果が、お客様に届く商品やサービスに結びつくという考え方は、技能を主とする職業においては想像できることですが、分業制を取り入れている業種や間接職種にとっては、新鮮な概念だと思います。(事例として、アウトドア用品のパタゴニア社などが取り上げられています。)また、働き方の中で、マネージメントの仕事として「ファシリテーション」を取り入れている事例の紹介もありました。私もファシリテーションには、興味があり本を読んだりセミナーに参加したりしてましが、実際の仕事で取り入れて働き方を変えるには至っていません。時々会議で取り入れているくらいです。
    最後は「ワーク・デザイン」として新しいオフィスのあり方が紹介されています。1960年代に提案されたオフィス・ランドスケープというオフィスレイアウトプランは、その具体策よりも、考え方(偶発的なコミュニケーションを増やすなど)が、これからの職場(ワーク・スペース)創りに反映できると感じました。紹介されているいくつかの概念についてもう少し勉強してみたいと思っています。

  •  自分の仕事。
    他の人ではできない自分だけの仕事。
    それは一体何なのだろう。

    人は人生に迷うのと同じくらい、仕事に悩む。
    僕もそうだ。

    これが本当にやりたいことなんだろうか。
    なんでこの仕事をしているのだろうか。

    自分がすべきこと。
    自分がやりたいこと。

    真摯に考え、必死にできることを、意味を感じられる仕事を、
    やりたいと思う。

    自分の仕事。

  • 現場を訪れた記録であって、そこから読み手に色々感じさせる、読むたびに違った箇所に響くいい本だなと思う。

    自分は何になりたいのか、はわからないけど、何にはなりたくないかは結構分かってくる

    経験というのは、何か他に役立つから重要ではなく、たんに存在しているだけで重要

    人はいい仕事をしたい生き物だ。そのための疎外要因を取り除き、力づけるのがマネージャーの仕事

    会社が仕事を売っている

    以上が今回読んで心に残った箇所。

  • ただのサラリーマンにとってはあこがれに近い「自分の仕事」ですが、文庫版あとがきに「自分を疎外しない」しないことが「自分の仕事」を「自分の仕事」たるものにするのだと書かれていてちょっとホッとした。

  • 自分の働き方やどういうふうに働きたいか、などを考えさせられた。観察すること、何が真の意味で相手のためになるのか、その仕事の意味は何か、など。
    恩師が新年会でプレゼントしてくださった本。

  • 効率化を極めてきた仕事についての考察。
    「こんなもんでいいや」の仕事は自分もお客様も粗末に扱っていることになる。

    では「こんなもの」とは、あなたにとってどんなもの?
    それは、ビジョンや未来像、価値感(と言われたりするもの)に、素直になっているかどうか。
    自分を大切にしているかどうか。

    単行本の おわりに では筆者である西村よしあきさん の仕事・人間へ真摯さと自問自答が垣間見られます。

    「とはいっても現代の組織に所属しては難しいでしょう?厳しい制約条件の中でがんばっているのに!」という読者の声と自身の返答をオープンにしています。

  • P320にこう記述されている。
     『「こんなもんでいい」というような、他人を軽く疎んじる働き方は、人間を互いに傷つけるということでした。
     他人を疎んじることは、自分をも疎んじない限りできないことですから、そのような働き方を通じて、結局は自己疎外の連鎖が深まってゆきます。その人がそこに「いる」感じのしない働き手や仕事が、世の中で増えてゆく。それは僕には耐え難いことです。
     たとえばあなたが、仕事の現場でどんなものをつくろうと、そこに本人による本人の疎外がない限り、僕はそれを人間の仕事として受容します。
     しかし自己疎外の度合いが強いと、それは仕事というよりただの労働になってしまう。』

  • 仕事をすることで豊かになることはたくさんあると思いますが、実際には身を削っている、そんな仕事を押し付けられている方が多いのかもしれません。人間は意味を食べる生き物という表現がありましたが、確かにそのとおりだと思います。そういうことを意識するとお金の使い方も変わってくるかもしれませんね。

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自分の仕事をつくる (ちくま文庫)の作品紹介

仕事とはなにか。「いい仕事」はどこから生まれるのか。仕事を「自分の仕事」にするためにはなにが必要か。八木保を、柳宗理を、ヨーガン・レールを、パタゴニア社を、ルヴァンを、象設計集団を、さまざまな「いい仕事」の現場を訪ねた貴重な記録。働き方が多様になってきた時代、迷ったら立ち戻りたい働き方のバイブル。文庫化にあたり10年後のインタビューを2本追加。

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)の単行本

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