図書館の神様 (ちくま文庫)

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著者 : 瀬尾まいこ
  • 筑摩書房 (2009年7月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480426260

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図書館の神様 (ちくま文庫)の感想・レビュー・書評

  • 瀬尾まいこさんの本は幸福な食卓以来2冊目でした。
    幸福な食卓は映画を見て感動して原作も映画通りな感じで
    とても楽しめたという印象でした。

    今作も普通に楽しめたのですがあと一歩足りないというか
    表題作の「図書館の神様」も垣内君と清の関係性もアバウトなまま
    終わってしまうので物語から受ける印象は淡白な感じでした。
    勝手に青春ドラマ的な展開を期待してしまった自分がいけないのですが。
    (ちょっと毒されていますね)
    むしろそういう淡白だけど根底で繋がっている感じというのが
    味わい深いものだとも思うのですがここは趣味の問題だと思います。
    でも垣内君の最後の演説「文学なんてみんなが好き勝手にやればいい」
    ていうのはなんか良かったです。

    もう一遍収録されている「雲行き」はこれまたサラっとした
    お話でところどころアクの強いキャラクターの味が出ているのですが
    あっという間に読み終わってしまってちょっと物足りない印象でした。

    でも2編に共通する物語の空気感は嫌いじゃないです。

  • 20170519 垣内くんと主人公が最後走る場面が好き。文学が好きというまっすぐな垣内くんがキラキラしていた。別れるところなどつらい場面もあるが、最後は心温まるお話。

  • 清と垣内くんの関係がなんともステキ。
    こんな関係羨ましい。
    さらさら読めて、ほんわかした気持ちになった。

  • 瀬尾まいこさんっぽいホワッとした感じ。
    殺伐とした気分を癒すにはちょうど良い。

  • 読み終わったら心が軽くなった気がした。読んでよかった!

  • 348

    2016年では128冊

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほかに、単行本未収録の短篇「雲行き」を収録。

    引っ掛かりの無いサラサラと流れて行く現実感のない世界観では有りますが、こういうのもたまにはいいかなと思いました。図書館の話しなので僕の中ではそれだけで評価は上マシ。

  • 文芸部の顧問を務める高校教師の早川清(きよ)は、浅見さんという男と不倫関係にあります。

    文芸部には垣内くんという男子生徒1人しかおらず、文学に興味のない清は、退屈な毎日を過ごします。

    彼女は中学時代にバレーボール部でキャプテンを務めていました。ところが、試合でミスを重ねた山本さんという生徒に彼女が厳しい言葉をぶつけてしまい、山本さんが飛び降り自殺をしてしまいます。そして彼女は、垣内くんもまた、彼女と同じような過去を背負っていることを知るようになります。

    やがて彼女は、垣内くんと部室で同じ時間を過ごしていくうちに、彼の文学への愛に触れ、少しずつ、心のやすらぎを覚えるようになります。

    垣内くんの静かな「勁さ」が、一番の読みどころでしょうか。ストーリー上の大きな動きはありませんが、物語が進むにつれて主人公の心が晴れ渡っていく爽快感が味わえる作品だと思います。

    短編「雲行き」は、早季子という少女が、母親の再婚相手である佐々木という男と心を通わせ合う話です。

  • いろんな本のことが出てきて、そっちも読みたくなると友人に言われて、読んでみました。なんとなくさっぱりとした感じの主人公と、そして文章で、爽やかに読み切ることができました。

  • 神様のいる場所はきっとたくさんある。私を救ってくれるものもちゃんとそこにある。
    神様に触れられる場所をもっと探したいと思える小説でした。

  • 垣内君が先生で清が生徒なんじゃないの、と思ってしまう作品。垣内君の最後のスピーチでは思わず涙が出てしまった。
    あと、山本周五郎の本を読んでみようと思った。

    全体的にとても爽やかな青春の本だと思う。

  • 《静かにゆっくり何事もない青春をもう一度。》

    『先生の明日と明後日がいい天気であることを祈っています』

    傷ついた心。
    誰もが持ってるけれど、誰にも言わずに、言えずに抱えている人もいる。
    救難信号を出すのは得意じゃないない。
    それでも、いいじゃないか。

  • 気持ちがいいほど真っ直ぐな垣内君が気に入った。

    本を読めば、どんな経験だってできるのだ。

  • 芸人又吉の影響で文学の面白さに少しだけ気が付いたタイミングだったので、好きな部類になった。
    素直に面白かった!

  • 恋にも仕事にも中途半端だった主人公が、自身が顧問を務める文芸部のたった一人の部員、垣内君と接することによって少しずつ人生が変わり始めるお話。

    2人のやりとりや成長していく姿が微笑ましい。
    知っている人の紡ぐ言葉が心を打つというのは、とても共感。
    垣内君の言葉や詩、好きです。

  • 文芸部の垣内君と顧問になった清の関係が良かった。スポーツだけじゃなくても、何かに打ち込める事って青春なんだなって思いました。
    ラストがぼんやりしていたので、清がラスト幸せになってほしかったな。

  • ときおり、うそ臭さや無理を感じるような場面がありますが、それでも、おもしろく最後まで読めてしまった。小説って、やっぱりフィクションだね、架空のものを楽しむものだね、という気分になる種類の小説です。主人公が国語の講師なので、川端康成や山本周五郎、夏目漱石らの作品についての、ひとこと、ふたこと、があるのですが、著者はそういう文学を経て、こういう小説を書いているのかなあと思いました。あとがきを書いている作家の人は、夏目漱石こそかなり読んでいるけれど、川端康成や山本周五郎については、それほど知らない(といいつつ、読んだものがちらほらあるみたいでした)と言っていた。作家を目指す者はやはりブンガクというものに多く触れているものなのかな、と祭り上げ的に、作家の人たちの存在を高く感じてしまいました。

  • 垣内君は素敵。彼のおかげで読み進めることができた。

    主人公・清は、読んでいて辛い。わたしにはつらいツライ…でも、最後には前向きになれて良かった。

  • 心に重いものを抱えていても軽く見えるように生きていてでもそれを明かさない主人公達だけど、根っこのところはわかり合えていて心の支えになっているのが羨ましい。

  •  垣内くんが好きだ!紡ぐ言葉が好きだしあんな手紙を書くし手足も長いし…(小声)。
     文学を軽んじていた清が文芸部の顧問になり、部長の垣内くんとの交流により成長する物語だけど、この二人の関係性が良い。決して干渉せず文学を通してのみの交流。それがとても心地良さそうで羨ましい。垣内くんの言う通り、沢山の作家が沢山の言葉を用いて沢山の作品を生み出している、それを読む行為は毎回異なる行為であり、一期一会だと思う。

  • とにかく、垣内くんがかっこいい。
    その一言に尽きる。

    中学の時はサッカーをしていたのに、高校に入ってからは文芸部唯一の部員をしている垣内くん。
    中学時代に何やらあったせいらしいが、そこには「諦め」のようなじめじめしたものはなく、毎日文学をして二つとない時間を楽しんでいる。
    川端康成と鼻血に笑ったり、部費でサイダーを飲んだり、道端で売れそうな詩を書いたり。
    個人の価値観だけれど、私には、せかせかと大会に向けて日々の練習に励むよりも、ずっとずっと青春に思えるのだ。
    というより、垣内くんと話したいのだ、単純に。

    ところで、この話を最初に知ったのは読解問題で、断片を読んだ時、正直、学校の先生と生徒のあるかなしかの恋の話かと思っていた。
    以前に瀬尾先生の本を読んでいて、そんな単純な話はあり得ないと分かっていたはずなのに…

  • やはり何をする時でも、好きだと思って前向きに取り組むことはいい結果に繋がるのかなと思った。やる気があまりなく、先生としての仕事も適当にしてきた主人公が最終的に生徒から慕われるのはやはり熱意をもって取り組んだからなのではないかな。
    始め読んでいると暗くて重そうという印象だったが読み進むに連れて軽く読んでいけた。

  • 「さぶ」のくだりが笑えた。

  • 清と垣内くんとの関係、いいな。
    私も一緒に文芸部を盛り上げていきたいと思ったよ。

  • 一度は手放した文庫を再購入して、再読。

    もうとにかく、いい!!!

    肩に力を入れることもなく
    さらりと読み終えるのに
    体と頭に同じくらい残される爽快感!

    本編も、おまけの掌編も
    すがすがしい明日が待っている、と
    無条件に信じられる。

    清らか。美しい。爽やか。朗らか。
    どんなポジティブな言葉を用意しても
    当てはまってしまう、最高の一冊。

    瀬尾さんの作品、これ一冊しか
    読んでいないのに、これ一冊を繰り返し
    読んでしまうとは。もはや、とりこだね。

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図書館の神様 (ちくま文庫)の作品紹介

思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに"私"は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた"私"には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほかに、単行本未収録の短篇「雲行き」を収録。

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