中央線で行く東京横断ホッピーマラソン (ちくま文庫 お 62-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480426277

感想・レビュー・書評

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  • ホッピーマラソン。何のことやら説明されないと分からないと思うのですが、ただ単に中央線の各駅でホッピーを飲んで全駅制覇するというだけです。でもこの「だけ」に踏み出すおバカさんは世の中でこの人だけだったというこの奇跡。なんとも素晴らしいです。
    そもそも僕ホッピー飲んだことないんです。どんな味がするのかも分からないのにこの本を読んでいるのもどうかと思いますが、酒場に憧れがとても強いので読んでいて心安らぎます。紙面からマイナスイオンが出ています。
    そもそもこの人の少しおちゃらけつつ、悪いように書かない心の優しさがとても好き。多分嫌な時も有るだろうに、好きになろうと努力していたりいい所探したりしているんだろうな。
    それにしても飲み過ぎだろうと突っ込みたくなります。普通2杯くらいにしてサクサク次の駅へ行くもんだと思いますがほぼほぼ沈没してますからね。それがまた愛されるゆえんだと思いますが。
    またタモリ倶楽部でてくれないかな。心待ちにしています。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/763905

  • なんとも微妙な本。
    やってることは嫌いじゃないんだけど、どの店の評価もあまり伝わってこない記述。

  • 評価迷った。
    面白いことは面白いんだけどね。結局、飲んでるだけだし^_^;
    こっちは3連休なのに仕事してるんだよ!ってことで星いっこ減らしたった。
    それに中央線も京王線も僕の生活に絡まないんだ。京浜東北線でやってくれー。でないと読後のこのホッピーを飲みたい気持ちを抑えられん‼

  • 『東京カレンダー』で初めて拝見した方の本です。
    ひたすら中央線沿線及び京王線沿線の酒場をはじめラーメン屋、イタリアンのお店まで行ってホッピーを飲むというエッセイです。

    すごく飲める人でないとこんな本を出せないんだろうなと思いました。ぐでんぐでんになるまで飲んでしまうのは酒をこよなく愛する人だからこそ(?)なのでしょうか…。
    すごいなぁ…本当に。でも面白いエッセイでした。
    大竹さんの本は他のものも読んでみたいです。

  • 最近、毎日のようにホッピーを飲んでいる。ホッピーが体にいいとか、安いとか、そう言うことではなく、ホッピーを置いているお店の雰囲気が好きなのだ。

    本書は、中央線を一駅ずつ降りて、ホッピーが飲めるお店に一つ入っては、次に進む。スタートが、東京駅で、高尾駅まで32駅。高尾からの復路では、京王線で、ホッピーマラソンを続けている。

    まぁ、タモリクラブ的な本ですね。でも、そのばかばかしさがかなり好きです。

    あっ、ホッピーって知らない人もいますかね。ホッピーは、ビールの廉価版のような麦酒飲料です。ホッピーそのものだけを飲んでいる人を見たことがありません。基本的なルールとして、焼酎にホッピーを加えて飲みます。だから、ホッピー+焼酎をホッピーセットと呼びます。おそらく、これは、ホッピーだけだとアルコール度数が低すぎて、酔わないので、焼酎でアルコール度数をあげているのだと思います。だから、焼酎だけを追加したい人は「中おかわり」、ホッピーだけを追加したい人は「外おかわり」という形で追加します。ちなみに、ホッピーには、白と黒がありますが、黒も黒ビールほどのえぐみはありません。

    とりあえず、私の目標は、1年かけて、この本に載っているお店をすべて制覇してやろうというものです。つきあってやってもいいぞ、というかたがいらっしゃいましたら、是非、お声がけ下さい。

  • だまされたーっ帯になぎら健壱と大きく書いてあって,ちくま文庫で「東京横断」「ホッピー」などと書いてあれば,東京酒場漂流記の続きのようなものを想像してしまうではないかっ。なぎらのあたらしい本かと思ってすぐにレジに持って行ってしまった。買ってから読み始めると,どうもなぎらにしては面白くない。よくみると全然違う作者ではないか。内容は,東京駅から中央線の高尾(どうせ行くなら名古屋まで行けばいいのに)までの各駅の居酒屋でホッピーを飲んで,帰りは京王線で新宿まで同じことをするというだけの本。書いた本人はなにやら大変なことをしているつもりで,文章に,自分はすごい馬鹿馬鹿しいことをまじめにやっているおもしろおじさんですよという感じが満載であるが,ただ飲むだけなら全然たいしたことはない。ちょっと酒好きのサラリーマンなら誰でもできるでしょ。しかも,作者は雑誌の企画でやっているのだから。ただ飲むだけの話を読んでも何にも面白くない。店の魅力や作者の魅力が全開のなぎら健壱の本とは全く別の種類の本です。最近は,新しい本をなるべく買わないようにしているのに,せっかく買った本に騙された(半分は自分が悪い。)ので,かなり厳しい文章になりました。

  • さらりとよめる。バカバカしいといえばバカバカしいんだけど、やりたいからやってみたという姿勢はすがすがしいよね。

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著者プロフィール

1963年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、出版社、広告代理店、編集プロダクションなどを経てフリーに。2002年仲間と共にミニコミ誌「酒とつまみ」を創刊。

「2022年 『ずぶ六の四季』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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