昨日・今日・明日 (ちくま文庫 そ 2-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 159
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480426536

作品紹介・あらすじ

サニーデイ・サービス、曽我部恵一BANDなどで活躍し続けるミュージシャンの代表的エッセイ集。日記、旅行記、映画についてなど、日常が少し変わって見える洒脱な文章。雰囲気のあるイラスト(小田島等)や写真とともに。レコード・ジャケットをもとにした音楽評も詳しく、楽しい。文庫化にあたり、その後のエッセイも収録。

感想・レビュー・書評

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  • 男性のどの部分に惹かれるかというと、その合理的、理論的な部分だったり多少のことではびくともしない心だったり器の広さだったりするリケジョのワタシにとって、文化系男子は謎でしかない。どこにでも売っている腕時計だけど買うタイミングとかシチュエーションが大事だから吟味しないとというその感覚がわからん。すぐ買え。

    喫茶店で好きな子と長時間喋ったり好きな本やCDを貸したりするのが付き合ってる醍醐味というが、貸しはするけど借りはせんのか?彼女のシュミは尊重せんのか?自分のシュミだけブイブイ相手に押し付けてりゃ満足なのか?

    でもこういうタイプの男子の方が「わかってる」カフェやショップや曲を作ることができるんだよね…

    なんで読んだかというと誰かのおすすめ本だったからなのと、良いミュージシャンとか教えてもらえるかなと思ったから。モンド系のマーティンデニーは収穫だったけど基本フォークソングがあまり好きではないので、紹介されてるのでシュミがあったのはジミヘン、後期ビートルズ、ベック、アッシュ、ストゥージズくらいだった。推しのニールヤングも刺さらなかった。

  • わが青春のヒーロー、曽我部さんの若かりし頃のエッセイ。音楽と旅と日常について、半分詩のような文章も織り交ぜつつ、飄々と時に熱く語っている。なぜ当時知らなかったのか・・・。今読むといろいろ不思議な感じ。今の自分より全然若い曽我部さんの文章に、若者の熱量とちょっとした恥ずかしさを感じ、それに純粋に入れ込んだであろう高校生の自分がふとオーバーラップしてきたり。という個人的な浮遊感が楽しかった。

  • 昔の曲の紹介がたくさんあり、その曲の雰囲気が伝わってきた。
    音楽の幅が広がり、とても参考になった。

    日常の姿もかっこいい。

  • 旅に出る。音楽を聞く。街に出る。映画を観る。買物をする。そんな毎日。日常を楽しむこと。
    旅に出たくなる。

  • 曽我部さんの思い描く青春がつまった一冊。恋愛観、人生観が彼の独特の文章で綴られている。曽我部さんの文、好きだなあ。凛としてて透明感に満ちている。

  • 大滝詠一と「風街ろまん」のエピソードは、まぎれもなくかなり大好きな文章の一つになった。 どんなに忙しくても一日15分ぐらいはちゃんと座ってレコードを聴く時間を持ちたいと思って、すぐにアマゾンで何枚かレコードを買ったんだ。

  • ここちよい駄文と言ったら怒るだろうか。

  • サニーデーサービス、学生の頃、すっごく好きでした。
    「サニーデーが好き」っていうのが、ちょっと音楽わかってるぜ、みたいな
    ステータス的意味もあったよなって、今んなるとおもうけど。

    清清しい青春の1ページです。
    でも、文章として今、読んでおもしろいかは別問題。

    昨日、再結成後初の野音でのサニーデーのLiveに行った。
    やっぱり、春の陽気にサニーデーは合うな、と。

  • 下北沢のビレバンで購入。曽我部の書く文章だったり歌詞だったりは本当に優しい。天気の良い昼下がりにサニーデイサービス(コーヒーと恋愛、かなあやっぱり)を聴きながらゆったりと読みたい一冊。

  • さらさら読めた本。
    サニーディの歌のような文章にするりするり。

    人生が点と点で繋がっている話が頭に残っている。

    エンケンのピラミッドカレーがうらやましすぎてよくわからんけど嫉妬!

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著者プロフィール

1990年代初頭より「サニーデイ・サービス」のボーカリスト/ギタリストとして活動を始める。1995年にファーストアルバム『若者たち』を発表。70年代の日本のフォーク/ロックを90年代のスタイルで解釈・再構築したまったく新しいサウンドは、聴く者に強烈な印象をあたえた。2001年にシングル『ギター』でソロデビュー。2004年に自主レーベルROSE RECORDSを設立し、インディペンデント/DIYを基軸とした活動を開始する。以後、「サニーデイ・サービス」/ソロと並行し、プロデュース・楽曲提供・映画音楽・CM音楽・執筆・俳優など、形態にとらわれない表現を続ける。

「2023年 『バンド論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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