齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)

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著者 : 齋藤孝
  • 筑摩書房 (2010年4月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480426970

齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)の感想・レビュー・書評

  • 要は沢山ざっくりよめ。

  • 限られた時間の中で、大量の文章中の概念を、「自分の言葉として使えるよう吸収する」という目的に特化させた本の読み潰し方。速読法には怪しいものも多いが、本書の方法は知的に誠実な速読法だ。

    大事なのは書物の中の何を拾い何を捨てるかということ。具体的には、書籍中の8割は捨てる覚悟で、2割のエッセンスだけを抜き出し、出力できるよう要約にして他は捨てる。捨てた分だけ代わりに読む冊数を増やし、大量の概念を吸収することで、特定の文脈での理解の基盤を作る。基盤ができた分野の理解は更に早くなり、関連書一冊にかける時間は短くなり、以下ひたすら加速していく。

    前半に読書の目的は何かについての考察があり、著者は本書でのゴールを「本を引用し、その中の概念、発想を自らの考える道具にする」ところに置く。後半にはそのゴールへ向かって、具体的に大量の書物の概念を吸収していく単発のノウハウが連ねられている。

    ただ漫然と読むのではなく、いつどのくらいの時間の中で、何のためにその本を読むのか。限られた時間の中で生きる我々は、常にそのことを自らに問い続けなければならない。そう教えてくれる本である。

  • 本書自体には特記すべき事項はない。速読目的は、多読と、要約の意識化と実践、引用文(著者語録)の発見とその可視化であるが、これらは読書メーターのレビュー作成が役立つ。また、同じ書を読破した他の人の引用・感想からの気づきもある。

  • 本書は膨大な書物を読まなければならない学者である著者が考案した「速読・多読」の方法論を述べた本である。また、「速読・多読」の方法のみならず読書によって獲得出来る能力にも言及されている。
    本をたくさん読みたいのが、読むのが遅く時間もあまり取れないので本書を手に取った。

    著者は、読書によって新しい「概念」を獲得し、それを元にオリジナルの考えを出せるようになることが重要だと説く。
    速読・多読はそのための手段であり様々な手法が紹介されている。以下に気になったものを幾つか列挙する。

    ・重要そうな部分に当てをつけ、そこだけを読む「二割読書法」
    ・引用して人に話すのだと意識して読む「引用ベスト3方式」
    ・一冊の本の背景を意識する系譜意識
    ・キーワードに注目して読み飛ばしていく「キーワード飛び石読み」
    ・余白に樹形図・相関図などを書く
    ・評論を読むときは“仮想敵国”を意識する
    ・著者の思考パターンを意識する

    本書で述べられている方法は単なる速読の方法というわけでなく、速読し、かつ読解するという点に力を入れていると思う。
    それは著者が情報の完璧さではなく、考える力を重要視しているからだろう。
    今まで本を読んでいて「概念」を獲得したことは何度もあった。しかし、そこから何か新しいものは生み出せていただろうか。
    ただ速読の方法をと手に取ったが、読書のその先に思いを巡らすこととなった本である。

  • 知識豊富な著者が、これまでの自身の経験から編み出した独自の速読・多読の方法であり、読書好きの私には、共感できる部分も多く、実際に取り込みやすい方法だと思いました。著者の読書への熱意は半端なく、もはや「読書はスポーツなのでは」と思ってしまうほどで、新しい視点で、「読書」というものを観ることができます。本書の中では、興味のない本でも読むことや、10冊並行して読むことなども勧めており、早速、図書館で10冊一気に借りてみることにしました。読書を、ただ読んだだけのインプットに終わらせずに、自分なりの言葉でアウトプットできてこそ、意義がある、といった著者の考えを実践するひとつとして、このサイトでのレビューの書き込みは、打ってつけだと思いました。読書を読書で終わらせずに、自身の糧にするといった考えは、読書好きにも苦手な人にも、おススメです。メディアでも顔なじみの著者の仕事の裏側を覗いてみるだけの読み方としてでも、面白いです。

  • 齋藤孝の本は はじめてよむ。
    結構,ユニークな 読み方を提案している。
    読むという行為が 次のステップへの行動ができるために
    どうするのか という実践的な読書方法。
    速く読むには捨てる技術が必要だ ということがわかった。
    つまり,知りたいことだけを読めばいいのだ。

    読書することは 同調することであり、
    批判することでもある。
    観察力と推理力を養い系譜として とらえることが大切だ。
    そのことによって,生きるための判断力が養われる。
    速読のポイントは、二割読書法 トロだけ読む。

    読むレベルには 読んで要約できること。
    コンセプトのない書評では 読んだと言えない。
    おもしろかった。何々が足りない という感想だけではね。
    新しい価値を付与する。新しい切り口を見つける。
    オリジナルのアイデアや提案、見方を出すことが必要である。
    自分なりの 角度。視点がいる。

    結局は 理解が足りないことや
    理解していることを拒否しているのが問題で
    愛よりも 理解する力が必要である。

    表現するチャンスを逃さないことだ。
    偉大な思想家とは 概念を大量に輩出している人である。
    先入観や凝り固まり,固執しないことが知性である。

    説明能力や整理能力を高めることが必要となる。
    読むことだけでなく 如何にアウトプットできるのか。
    とにかく,速読 というより、読書力 重視ですね。

    読みました。だけでは,その行為は 充分に完結したと言えない。どのような 新しい視点を 得られたかである。

    要約する作業はその読んだ時に感じたもので 編集される。
    また,違った時に読めば,違った要約が できるはずだ。
    要約するということは,意味のある作業とも言える。
    いいサジェスチョンがあった。

  •  「脳が活性化し、理解量が高まる」読書法を塾の講義形式でわかりやすく解説しています。

     本書は、速読術ではなく、あくまでも速読塾であり、速読のテクニックではなく、速読や多読の大切さを解説しています。

     そしてその考えは自分が今実践していることと重なっている所があり、自分が認められた感じがしました。

     もちろん、筆者の考えをすべて実践するのは、今の自分にはかなり難しいですが、今こうして読んだ作品をほかの人に紹介することが大切だということで、これからも続けていこうと改めて思いました。

  • たくさん本を読みたい!
    でも時間がない!
    と思い、速読の本を探していて出会った。
    一言一句読まなくてもいい。
    とりあえず全体を把握して読むと早い。
    大切なのは、早く浅くじゃもったいない!
    早く深く!
    読む前にアウトプットを前提にしておくといい。
    そして、何か一つでもいいから、その本からキャッチしたモノを自分のモノにしていくこと。
    全部読まなくてもいいから、どんどん読む数を重ねていこうと思った。

  • 速読するには

    2割の大事なところだけを読む
    そのためには、見出しやキーワードを拾って筆者の言いたいことをつかむ。
    速読というより、大学受験の小論文や現代文、英語の長文読解のテクニックを聞いているようだった。

  • かなり参考になりました。
    一度に複数冊を読む、
    まずはじめから最後までに一気に目を通すというのは
    実践しています。

  • 「日本語であそぼ」というTV番組ができたのは、我が家の子供が幼児期を抜けてからだったので、一緒に見るということもなく、それがこの本の著者である斎藤孝さんの監修の元に制作されたというのは知っていたが、その程度だった。

    齋藤孝さんがTV出演されているのを見た時も、声の甲高い上機嫌な男の人だというくらいしか印象がなかった気がする。

    初めて斎藤孝さんが書かれた本を読んだ。この本は「速読」というより、いかに読書という技法を身に付けるかということに焦点をあてている。

    読書を通してAランクの理解力=「内容を要約して咀嚼したうえで、さらに新しい価値をつける」を手に入れることの重要性を感じた。
    私自身、読んですぐに忘れるタイプの人間で、これではせっかくの読書体験も頭の良さには繋がっていないと反省。
    読書の中で登場人物に寄り添い、その身となって、何が言いたいかを否定的な立場ではなく受け入れ、受け入れられなければ「つっこみ」を入れながら読むという技術もあると教えられた。
    特に本の中で「引用」できる文をさがし、自分の体験に照らし合わせて文章を書くという、著者が学生に課している方法はとても素晴らしいと思った。

  • 速読の意義や考え方を示してくれる良い本です。理解力向上、著者を独占できるチャンス、二割、八割の法則など好感が持てる。ベストエピソードを3つ選ぶ、速読は心が動く本に出会うチャンスが広がるなど速読技法だけでなく、暖かみを感じた。

  • 「読書レベルをA,B,Cにランク分けして、なぜAランクを目指すべきなのか」「本の言葉を理解して、自分の言葉に置き換えたり、他の事象と結びつけられなければ、いくら読んでも意味がない」これらのお考えは大変ためになりました。手応え感が満載です。

  • 洋書のところが役に立ちそうだった。

  • 試しにこの本を速読したよ。2倍の速さでも集中すれば普通の速さと同じ位に内容わかったよ。薄そうと思ったら迷わず飛ばし読みしつつ、良さそうと直感した本は「違和感」をキャッチしていくよ。
    今の課題は、視点移動して著者の目線に立つと、違和感をキャッチするアンテナが弱まってしまうこと。視点移動と違和感キャッチを上手く共存させるにはまだまだたくさん読む経験をつむ必要があると思ったよ。
    ブクログを活用して、要約と自分の視点をこれからも磨き続けたいよ。

  • 本の読み方について、頭の良い人の読み方はどの様にしているのかが分かる本。
    速読と言っても、物理的にページをめくる速度を上げるという物ではなく、その本の主題を高速に探す為のコツとして、本に書かれている概念を得る為に、三色ボールペンを使って重要な箇所、まあまあ重要な箇所、面白いと感じた箇所を色分けして、自身の感覚との違いを確認していく事が推奨されている。
    やはり、多読も推奨されている。これは、佐藤優氏の本でも同様な事が書かれていたし、実際、その通りだと思う。
    読んだ後に、エッセイの形にまとめる事が推奨されているが、ここが、ゆるい読み方の自分には荷が重いところ。そして、ここが、大きな差になるところなんですよね…

  • 本の中でベスト3のキーワードを使って全体を説明できるレベルに到達する。
    速音読は速読に効果的な練習法。
    左手で本を持ち、ページをめくる事も効果的

  • 自分が読書を始めようと思ったきっかけになった大切な一冊。

    速読法というよりも、本を効率よく読み、本によって自分を高める心構えや方法について詳しく書かれている。

    著者は呼吸法にも精通しており、
    「読書と呼吸法のセットで集中力が鍛えられ、脳が活性化して、考える力が伸びるわけですから、なぜ本を読まない人がいるのか不思議でなりません。」
    という言葉は非常に納得した。

    著者が述べるように、本により脳が活性化するため、初心者のうちは本を買う金に糸目をつけないべきである。

  • ・本を読んだら、頭の良さにつながるレベルを目指す
    ・新たな価値を賦与してオリジナルノアイデアや提案が出せる力
    ・概念を駆使してコミュできるようにする
    ・二割読書法
    ・読んだあと、人に話すつもりで読む
    ・本は系譜で読む

    速読の仕方というよりかは、前半は本をどのような目的で読んでいくかということ。本を読んだあとも大切

  • 速読で要点整理か最終的には本の内容を理解し、自分の意見を語ると言ったことの重要性がかかれています。
    重要なキーワードを拾っての飛ばし読み、この方法で速読力は上がりました。
    多読し、周辺知識をつければつけるほど、内容を推察できる幅が広がり、読み飛ばしが多くできるようになるので速読が上がります。

    この本自体が重要な言葉は太字でわかるように構成されており、速読の練習に向いています。

  • 【速読】佐藤優の速読本と比較するため借りました。1冊5分、読書ノートをつけるといった点で共通しており、このあたりが一般の読書スタイルを打破するための重要なポイントとなるのでしょう……この2つを意識的に行えば多読と吸収が可能になるわけですから。佐藤氏と少し視点が違うのは、こちらではゲームフィケーション的に速読を楽しむ方法を紹介しているところでしょうか。前回読んだコミュニケーション力でもそうした紹介をしており、著者の得意とする書き方、スタイルなのかもしれません。

  • Amazonで購入した本に初めてレビューをつけます。
    というのも、本書の「他人に本の要約を自分の見解付きで伝えるんだ」という意識を持って読むと、本の理解度があがるという著者のアドバイスであります。(ノ・ω・)ノ

    私は、会議の準備として会議の3時間前に資料を読み、1時間ほどで自分の意見をまとめるといったことをします。私の場合、あらかじめ、ノートなどに意見をまとめておかないと、会議の早い進行に自分の考えを述べることができません。
    しかし、著者は面談や、会議の10分、15分前に70ページものの資料を読み終えてしまうそうです。
    すると、直前に目を通すことで、ホットな状態で情報が頭の中にあるので、実に効率よく、相手より優位に話を進めることができるといいます。ビジネスの世界は時間との勝負です。著者のいう理解力、速読力を身につけることは今後の自分の財産となり、ライバルに大きな差をつけることができるでしょう。

    本書では、
    ・3色ボールペンの活用による、視点移動により、本を面白く読み進める方法。
    ・早く読み、本を自分のものにするための引用ベスト3方式。
    ・時間がないときに行うキーワード方式
    の3つが今後の読書における、理解力、速読力を身につけるための非常に有益なメソッドになると思いました。

    著者の他の本をこのメソッドで読んでみたいと思います笑

  • 自分の本の読むスピードが遅いことに気づき、速読に興味を持った。速読術の本の中でも、レビューの評価が高い本書。しかし自分に合わなかったようだ…

    意外と本は飛ばし読みしても頭に入る。この本で言ってるのはそのような精神論が多く、あまり技術的な事が少なかった。要約力としての考え方など、教育者として有名なだけあり上手いと思う。でもそれを速読技術とするのは、自分としては期待外れなところがあった。

    速読の練習に使わせていただきました。

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