愛とまぐはひの古事記 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.42
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本棚登録 : 86
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480428752

作品紹介・あらすじ

最古の記録文学『古事記』曰く。この国は「まぐはひ」によって生まれた。神人は感情を微塵もつつまず、激しく怒り、泣き叫び、哄笑する。生命の源である「性」がすべての中心にある。現代に疲れた人々が癒しを求めるならば、この「高貴な野獣」のような神と人の、エロスと糞尿譚に満ちた破天荒な物語に触れるとよい。不思議な清浄感、解放感とともに、生きる力が湧いてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 古事記は何度読んでも何かこうしっくりこなかくて馴染めなかったのです、大塚さんの独自解釈(想像・憶測・推測含む)がたいへんをかしくてためになりました。今度、機会がありましたら大塚さんの本を参考にしながら自分なりに解釈を試みたいとおもっています。特にホムチワケが個人的にウケました。(手にとって一番最初に開いたページがホムチワケだった)

  • 千年前から人の世は、千年経っても変わらずに、男と女の物語なのである。

  • 解説:富野由悠季

  • 200

  • 大塚さん視点で見た、古事記の「まぐはひ」に関するエピソードの解説書という感じ。
    「女性が強い世の中になった」と今の時代言われますが、古来の女性は今よりもっと元気というか強いやん。
    今の女性の強さ元気さなんて古来の女性に比べたら負けるってw

    あ、だから「女性は男性にやさしくしなさい」と教えられるわけか。強い女性が強いままだと男性がかわいそうだからかw

    大塚さんの赤裸々なまぐはひの話が登場してちょっとびっくり(=^^=)

  • まぐわひ

  • こういう古事記の読み方もあるのだなぁと、感心。

  • ホトタタラの逸話に衝撃

  • 『古事記』入門編。本当に楽に読めます。日本の国づくりって奥深い「まぐはひ 」の積み重ねなんだなーと。
    ギリシャ神話や北欧神話など西洋のものが近年ゲームやマンガの題材にされて、広く知られていますが、日本の神話もなかなか捨てたもんじゃない!!

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著者プロフィール

1961年横浜市生まれ。古典エッセイスト。早稲田大学第一文学部日本史学専攻。個人全訳『源氏物語』全六巻、『源氏の男はみんなサイテー』『カラダで感じる源氏物語』『ブス論』『愛とまぐはひの古事記』『女嫌いの平家物語』(以上、ちくま文庫)、『快楽でよみとく古典文学』(小学館)、『ひかりナビで読む竹取物語』(文春文庫)、『本当はひどかった昔の日本』(新潮社)など著書多数。

「2016年 『文庫 昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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