- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480428981
作品紹介・あらすじ
食べることもごはんをつくることも好きな著者が、ものを食べるシーンに注目して、本を読む。宮澤賢治から江國香織まで、食のディープな現場を取材した本から、生活実用書、マンガまで。選んだ本の中から「これ!」と思うくだりを抜き出し、読みくだき、咀嚼し、思いを深める。40冊の「もの食う本」を、読みたくなると同時に、食うことについてのさまざまな感覚がそそられる本。
感想・レビュー・書評
-
食べ物にまつわる本のエッセイ
読んだことのある本もあれば
興味ひかれた本も
食べ物は生きていく上で必須だから
みんな何かしらこだわりがある
古本トワサンにて購入詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「食」をテーマに綴る書評集。紹介される本は料理本やエッセイから、食が主題ではない小説や漫画まで様々。
一編が短いので、他の本を読む合間などに読み進めていった。
新しく読みたいと思う本との出会いは無かったが…著者の引用する文章、感想は好き。手持ちや読んだ事のある本も紹介されていて著者の感想は「そう、そう!」と共感しながら読んだ -
前に読んだ『味見したい本』と
同じ作者さんによる
食についての本を40冊近く紹介したもの。
こっちのほうが先の出版だね。
『やわらかなレタス』『私の作る郷土料理』
『東西味くらべ』などがおもしろそう。 -
嫌いなタイプの女流エッセイでした。なんだか気取ってるし、意見も押し付けがましくてあんまり共感できませんでした。この人に俳句が理解できるとは思えませんが、知ったかぶりな批評がよく出来たもんだと読んでて不愉快になりました。そんな感じで前半からいらいらしっぱなしでしたよ。ひどいと思ったのは「銀河鉄道の夜」です。小学生の読書感想文かと思いました。
-
60点。あとがきで、作者身塚らが書いている通り、食べ物が出てくる本についての読書感想文でしかなく、食べ物のおいしさや彩が真に迫ってきたりはしなかった。一番面白かったのは、あとがきの食パンのはなしで、この部分は体験を基した文章だからか、おいしそうなパンが目に浮かび、食パンを食べたくなった。食べ物についての本をまとめるという趣向は面白いが、やはり、感想文ではなく、本の原文そのものを読みたい。
-
様々な「食」に関する本についての本。
知らない本に出合えたのは良かったが、
著者との相性は今ひとつでした。 -
まだ半分なんだけど、いろんな随筆からちょいちょい言葉借りているような不自然さを感じてしまい、つまる。食べ物系名著に毒気もつのはいいけど、なぁんかヤッタルゼ的浅はかさが見え隠れで、ひっかかっちゃうんだわ。例えば露伴と文の関係を「対岸の火事」と表現してしまってるのね。思考も語意も稚拙と感じてしまうのは読み手の不勉強なのでつか?
-
食べることに関わる本についての読書感想文集(著者本人が言っている)。広い範囲の本を網羅しており、自分の好き嫌いを前面に出した感想文でメリハリは利いているが、取り上げている本を是非読んでみようという気にならないのは何故か。
-
表紙が好き。ものを食べるシーンに注目して選んだ本の読書エッセイ。料理の描写がただおいしそう、というものだけではなく、ちょっとひねった本が選ばれてるのが興味深い。紹介されていた本で、勝手な印象で読んでなかったものもありましたが、どれもいい感じだったので機会があれば読みたい。
-
40冊の食にまつわる本の抜粋に著者の意見を付け加えた読書感想文集。食のアンソロジーを予想して購入したので、読み始めてしばらく、書かれているのが取り上げられた本の著者の言葉かこの本の著者の言葉かわからなく、何度か読み返した。私の感想。著者、喋りすぎ。意見も押し付けがましく感じた。取り上げた本の著者に対する敬意も感じられない。こういうのが「上から目線」というのだろう。「さりながら」という、今はほとんど使われない言葉を多用しているのだけれど、そこだけハイライトしているようで、非常に読みにくい。動詞の活用や助詞の使い方にも疑問を持つ箇所がいくつかあった。送料込みで日本から取り寄せた自分が許せない、ってほどじゃないけど、次回から本の選択はもう少し慎重にならねばなるまい。