占領下日本 (上) (ちくま文庫 は 24-15)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480429650

感想・レビュー・書評

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  • 戦後、GHQ管理下の元に置かれた日本の姿を回想する本。著者四人の対談の中で一人ひとりのリアルな体験談が頻出し、年表やデータを載せた資料本だけでは分からない、当時の世情が伝わってくる。「玉音放送を聞いて終戦を喜んだのは戦前からのマルクス主義者などごく一部で、大部分の国民は失意と絶望に沈んでいた」など、興味深い内容多し。特に、「敗戦が決まった二日後、米兵相手の慰安婦施設を作ることが閣議決定された」というのにはぶったまげた(笑) こりゃあ教科書には載せられんわ

  • 新書文庫

  • 半藤一利、竹内修司、保坂正康、松本健一による豪華対談。あの時期に何がプログラミングされたんだろうか知りたくて。

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

「2024年 『安吾さんの太平洋戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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