- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480431226
感想・レビュー・書評
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作詞家いしわたり淳治さんの短編集とエッセイ集。常識と思っていることは本当に常識ですか?と投げ掛けてくる。ブラックな感じでばっさり切られる本。日々を物語として切り取るのが本当に上手い。関ジャムのコメント時の切り方の上手さはこの感性からくるのかな
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こんな才能もあるんだね。
小説はなかなかの出来。 -
青春の青臭さ120%で、2003年にスーパーカー・バンドマンとして、その後、プロデュース、作詞を生業としていく、いしわたり淳士さんの、1番 恥ずかしい時代の産物だった。
私の年齢くらいで書かれたエッセイだったけれど、今の私にこんな言葉を紡げるかと言われると自信を無くしてしまう。
今の私の熱意ではまだまだ恥ずかしいとは言えないし、もっと恥ずかしくなるくらいに本気になってしまっていいのだと思った。
プロデュースすることは、相手の一時間語れるような格好良さを引き出すことで、さかなクンのように熱意を音楽に注ぎたい。 -
普通のエッセイとダークなショートショートの読みやすい本。一番初めのやつと、猪を前に考える女の人のやつがよかったかな。砂浜で綺麗な貝を拾う感じで、たまにおもしいってゆう本。誰の影響かと考えるのは楽しかった!出てくる女の人が一辺倒で、バカかバカ以外ってゆう2パターンだったのが馴染まなかったけれど、読んで面白いより、居酒屋とかで聞いて面白い話だったんだと思う。
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17/09/24 (65)
小説はダークな感じで好みではないけどエッセイのほうは好きでした。
・いつだって若者たちは怖がりなのに怖いもの知らずで孤独は嫌なのに人付き合いに心底疲れていて携帯電話がないと不安なのに携帯電話が煩わしいと思っていて皆より目立ちたいけども目立ちすぎたくはなくて笑わせるのはいいけど笑われたくはなくて表面上は楽しくしていても内心はナイーブで傷ついていたりして皆と違うことをする勇気はないけど皆と同じだとは思われたなくて…といった具合にとにかく複雑で、若さから来る日々の色々な問題に、若さゆえの色々と問題のある考え方で一生懸命に挑んでいる、不思議な生き物なのです。(P354-355 文庫版あとがき) -
914.6
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途中で挫折。読みきれない。
1話目の「顔色」が心地よかったので読み始めてみたけど、その後共感できたり、くすりとなる話に中々出会えず「賞味期限が切れた恋の料理法」まで読んで置いた。
気に入ったのは「顔色」「偶像崇拝」「誕生日を祝う理由」「made in 自分」「窃盗のすすめ」(本当にこんなコンクールが行われていたことをこの作品で知った) -
作家いしわたり淳治さんの小説とエッセイ集。短い話ばかりなので隙間時間に読むのに最適。
現代の世を皮肉ったような小説は、ほんの少し、星新一さんの短編を思い浮かべました。エッセイは最後の「銀色の鍋」がとても良かった。青森のご両親と将棋としゃぶしゃぶ。その様子が目に浮かぶようです。読み終えてすぐ「実家に電話しよう」と思わせてくれる話。