- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480431226
作品紹介・あらすじ
うれしい悲鳴をあげてくれは元スーパーカーというバンドのいしわたり淳治さんが書かれているエッセイと小説が一緒になっている作品です。2004年から2005年にロッキンオンジャパンで連載されていたものが書籍化されました。思わず笑ってしまうエッセイが多く収録されています。短いエッセイの中にも笑いが詰まっています。
感想・レビュー・書評
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本屋さんで、めちゃくちゃ推していた。
帯のキャッチコピーで、なんとなく購入。
55話の小説とエッセイ。
※※※※※帯を転記
作詞家が書く小説は想像以上にすごかった 超絶どんでん返しエンタメ本、発掘
この結末、予測不可能
あなたはきっとダマされる
この本を楽しめないなら他にオススメはありません!ダマされて10〜14頁までたったの5頁だけ読んでください。言葉のセンスは小説家以上!?
どんでん返し55連発!!
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独特な言葉の表現はたしかに!
ニヤリとクスッと。えー!?みたいなのもあり。
短編だから読み飛ばしたのもあり笑
恋愛と引越しは同じ感覚
突然好きな食べ物なに?と聞くとみんなタコとか変な回答で面白いとか
なんだろ、なんか、独特な視点と感性で、なるほど確かに!!と思う場面多々有り。
長編小説読んだ後の休憩読書には良いかもしれない〜〜(^^)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
超短編のエッセイや小説
筆者の独特な世界観を感じることができました。
私はなかなかハマらず読むのに時間がかかってしまいました。
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タイトルにひかれた。
短編集とエッセイでした。
ただ、それほど感情が揺れなかった。
ファンの方にはうれしいのでは。
いしわたりさんの小説はどれも大好きだ。
そこには物語がある。
結末がある。
オチがある。
そして、最後にナイフでズバッと切るような痛みがある。
―鈴木おさむ(放送作家)
1997年のデビュー代以降、“ことば"の可能性を切り開き続け、今もっとも注目される
作詞家として活躍のジャンルを広げるいしわたり淳治の小説&エッセイ集。
どの収録作をとってもドラマが存在し 、読み終わった後にニヤッとしたり、ぞっとしたり、
キュンとしたり、すっと納得できたり、5分に1度、腑に落ちる爽快感がたまらない1冊。
文庫化に際して、単行本時未収録のエッセイを「ボーナス・トラック」として追加収録。 -
短編小説。「一時間、語れることはありますか?」が良くて、さかなクンのくだりに共感した。「大きな時計の真実」も良かった。発想がナイス。
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ショートショートの小説とエッセイパートに分かれてますが、エッセイが非常に共感できます。そして素晴らしい!
いしわたりさんはもと、スーパーカーのメンバーでスーパーカー時代は知らなかったのですが、大ファンになりました。
小説の方はあまり合わなかった。 -
短いエッセイが集まった作品なので、読みやすかったです。また、ところどころに散りばめられたピリ辛スパイスが、とっても良かったです。
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スーパーカーというバンドの人が書いている。
アーティストというのは本を書いても面白いのか。
独特な世界観に引き込まれた記憶。 -
文章に深みが感じられなくて、私には合わなかった。
本屋さんでちらっと読んだときは面白そうと思ったのだけれど・・・
中途半端な短編とエッセイが一緒になってるし、
なんか本の世界に入っていけないというか・・・
意地だけで最後まで読みました。
やっぱり、本業が作家さんではないから仕方がないのかな。
現代人は、あまり重厚でないこういう文章が好きなのかな。
と、思うことにする。 -
すごくステキなんだけど、
読むのに疲れちゃう感じ
なんでだろうー -
書店で購入。Amazonじゃ買わなかったであろう本。なぜなら帯の文章に惹かれたから!短い小説やエッセイにどんでん返しが沢山あり楽しませてくれます。通勤中の読書におすすめ♪
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小説とエッセイからなるが、エッセイがなかなかに面白い。
一時間、語れることは私にあるだろうか。 -
若いなっていうのもあったけど、うれしい悲鳴、たしかにいいな。
さっそく曲を聴く。 -
2021年12月3日読了。元スーパーカーの音楽プロデューサーいしわたり淳治がロッキング・オン誌に連載したショートショート・エッセイなど雑文集。最近では狩野英孝の楽曲を激賞したことで名前を見かけた著者だが、音楽関連の文章はわずか。文章からは真面目な人柄と観察力の高さが伺えるが、SFっぽいショートショートのオチに「考えてみれば現代人もそれと同じと言えるのではないか」と地の文で言ってしまうのはSF的センスオブワンダーを放棄しているのではないか?そこは読者に余韻を残すところでは?と思ってしまう。面白い作品もいくつかあるが、全体的な満足度は星3つ、といったところか…。著者は青森県の田舎出身のようだが、そういう本人にはどうにもできないユニークな属性があると文章の書き手って強いよなあ。
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【Entertainment】うれしい悲鳴をあげてくれ / いしわたり淳治 / (9/849)/ <365/134984>
◆きっかけ
?
◆感想
野沢温泉で読んだのが懐かしい。
◆引用
不満ばかりで、分をわきまえず強欲なひとはいつまでたても幸せになれない。人も部屋も悪いところ探したらきりがない。いいところを見て素敵だと感じながら暮らすほうが何倍も楽しい。
想像力をつかってどうにか楽しく暮らせないか努力している。
人生でいくつうれしい悲鳴をあげられるか、
一時間語れることがありますか -
興味本位で手に取ったけど、意外に面白かった。ま、あとがきで書かれてるよう、若さゆえか気負いや少々鼻白む感はあるけど。なつかしいなー、スーパーカー
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短編小説とエッセイのミックスされた一冊です。
エッセイも良かったけど、小説の方が独特な感じで楽しく読めました。 -
一話一話にオチに鋭い切れ味があって面白い。
ただ超短編集なので、一気に読む本ではなかったな。本来の連載という形で読む方が断然面白さが引き立つと思う。 -
○若者や現代のおかしみを、いまの言葉でアピールしてくる掘り出し物の一冊
55話の小説とエッセイの繰り返しの中で、若者や現代の不可思議さ、おかしみ、特徴、遊び心、嫉み、ねたみを凝縮して、若者や現代の言葉でアピールしてくる。
と言っても、初出は2004年のロッキング・オン・ジャパンの雑誌の中だ。2004年はまぁまぁ古い。古いのだが、変わりのない景色が語られる。
小説とエッセイを織り交ぜてつむぐこの文庫は、短編連作でもなんでもなく、一話一話が必ず気持ちよく完結する。
一話目の「顔色」では、ある女の子を誘った男の話。話していても退屈な女の子とデートしているわたしは、女の子が自分の顔をふいにじっと見て「顔色でストーリーがわかる」と言い出す。その後分かれた女の子を追いかけようとするわたしは――。女の子の見えていた「顔色」とは何だったか。
いしわたり淳治は、わたしの大好きなアーティストの楽曲の作詞を手掛けることが多く、以前から興味を持っていて、今回購入するに至った。いしわたりは、至って文学的に、心に惹かれる言葉たちを紡ぐ。若者の気持ちを若者の視点で描くのだ。と言ってももう41歳とかなのだけど。
ちくま文庫も固い文芸・学問系だけでなくこんなのも発刊してくれるのだな、と。
筑摩書房で販促のFAXをやってくれなければ目に留まらなかっただけに、いい掘り出し物を得られたような気がしている。