世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)

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  • 筑摩書房 (2005年4月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480687111

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)の感想・レビュー・書評

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  • 博士の愛した数式」から友愛数や完全数の話が出てくる。
    読者に数学に興味を持ってもらうためには良書だと思う。
    藤原氏は、真理=美と考えているので、正しい定理は美しいと解く。
    数学は役に立たないから、すばらしいといっているのだが。

  • 小川洋子と数学者の藤原正彦。
    数学はどこに行っても普遍で完全な世界。定式の発見はセンス。豊かな所で生まれ育ち、感性がある人に神様がそっと教えてくれる。江戸期の日本に立派な数学者がいてびっくり。この本を読んで、芸術ともいえる数学を感じることができた。

  • 博士の愛した数式も面白かったけど、同作者と実際の数学者との対談もなかなかだった。高校時代、数学にさんざん泣かされた身としては、ここで書かれたように、実験的感覚で学問と向き合うことが出来ればどんなに良かったことか、って思うことしきり。でも『小学生時代から先生より数学が出来て』みたいな発言を見て、やっぱり才能による部分が大きいんだな、って諦観みたいな気分も覚えたり。自分的には、美しい公式を見て、『うわ~、すっげー』って思うくらいがちょうど良い感じです。

  • 面白かったなあ。数学解くのは嫌いだけど、見るのは大好きです。谷山・志村予想の話はすごい良かった。数学が虹をかける。そして、神様の手帳。理系は、特に数学が専門の人達は、ロボットみたいで感受性に欠ける、みたいなことを言っている人たちがいるだろうと思うけど、間違いなくそれは間違いである。それをこの本で確認した。簡単に読めるので、万人に薦められる一冊。

  • 2011.9.9

  • 数学者は自然界の中で、すでにそこにあるのに誰も気づいていないものを、そっと見つけ出してくるんですね。
    なんだか化石の発掘のようだな、と思いました。

    小川洋子さんと同じく、私も数学というと「無機質で感情のないものを、冷徹な心を持った人が論理的にやっている学問」という印象でした。
    ですが、この本を含めいろいろな本を読むにつれ、数学がとても美しい学問で、数学者は高い美意識を持ったロマンチストなのだ、と思うようになりました。
    今まで敬遠していた自然科学との距離を縮めるべく、ちょびちょびと入門書を手にとってみたり。

    それから第一部第一章の「恋する数学者たちの集中力」、すてきなものを読んだなー、と思います。
    恋愛小説よりも、胸がきゅーんとなるものがありました。

    余談ですが、ちくまプリマー新書はわかりやすいのにくだけすぎず、読みやすくて嬉しいです。
    さらに、装丁がクラフト・エヴィング商會というところもとっても贅沢な気分になります。

  • 図書館で借りた。
    数学者の藤原正彦さんと『博士の愛した数式』の小川洋子さんが
    数学について対談している。
    数学の「美しい」かそうでないかの実例が載っていた。
    作家と数学者の共通点もあった。

  • 『若き数学者のアメリカ』の著者で数学者の藤原正彦と『博士の愛した数式』の著者の小川洋子の、数学の美しさをテーマにした対談本。小川洋子の描く数学の美しさは、きちんとした理論の元に成り立っていることが分かる。大学での勉強と直接つながりはないかもしれないが、ときどき学問の美しさを感じる“余裕”があってもいいかもしれない。
    (電子物理工学専攻 修士課程終了)

  • ゲーデルの「不完全性定理」…正しいとも正しくないとも判定できない命題が存在する、ということを証明。
    アラン・チューリング…ある命題がゲーデルのいう"原理的に真偽を判定できない命題"であるかどうか、を判定する方法が存在しない、ということを証明。
    真偽を判定できない命題を「悪魔的な問題」とすると、ゴールドバッハの予想(*)がその悪魔的な問題かどうかすら判定できない。

    *ゴールドバッハの予想…「6以上の偶数はすべて二つの素数の和で表せる」
    未解決。素数の定義は約数を持たないこと。約数は掛け算の話だけど、ゴールドバッハの予想は足し算の問題だから難しい。

    「間違っていても、正しい方向に間違うところが天才」という話は、アインシュタインの宇宙項を思い出す。

  • とてもとてもロマンティックな本です。

    『数学』というと
    とかく実用的で ひたすら規則ただしく 面白みがなく と、つまらないイメージしかなかった。

    なのに、この二人の対談の中には
    神の… 悪魔的な… 美的感覚 想像力 ひざまずく心
    など驚くような形容詞が実に自然体で並んでいる。

    数学というものの魅力を惜しむことなく語る藤原先生と 自分の尺度できちんと受け止める小川女史

    数学へのものの見方を変えてくれた本でした。

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