「ビミョーな未来」をどう生きるか (ちくまプリマー新書 28)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480687289

感想・レビュー・書評

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  • 中学生に対して授業をするように書かれた本。
    わかりやすが、ちょっと物足りない。

  • 読書友だちお勧めの本。その友だちと二人で,中学の息子や娘に読んでほしいよね〜〜とつぶやいています。

  • 中高生に読んでもらいたい! と感じましたが、大人が読むには物足りないように感じました。申し訳ないです。

  • <QUOTE>
    それは、与えられた仕事を自分で工夫して、自分ライクに変えていくこと。
    自分の最も得意とするキャラで勝負することだ。(91p)
    </QUOTE>

    終身雇用や日本的経営なんてとっくになくなっているのに、日本の教育はそれがあるかのように行われている。

    そこで辣腕サラリーマンから校長先生に転進した著者が、行きぬく術を小学生に語りかける。

    "ビミョー"というのは拘りや思い込みを捨て去ることだと思う。

  • 2008年03月19日 16:43

    民間の会社員から和田中学の校長になったということで著者のことを興味をもち、その著書を読んでみたくなった 

    中学生向けにやさしく、かつロジカルに著者の考える「生き方」についてを表現している 

    仕事についての考え方、世の中の価値観の多様化、など、同意できることが多く、興味深かった 

    息子が中学生になるころにもう一度一緒に読みたい

  • 成長社会を経験した後に訪れた成熟社会においては、人が求めるものが多様化し、ある一定の成功モデルが成立しなくなってしまう。平均値で語ることは意味がなくなってしまった。このような社会では情報を利用する人と情報を生み出す人との間で経済的格差が広がって行く。

  • ビミョーな未来をどう生きるか?

    →仕事は自分の人生をどう世の中に刻み込むかの手段になる
    個人個人が自分自身の価値観に照らして納得のいく納得解を求める技術が大事になっている
    そしてそれは自己満足だけでなく、関わる他人も納得できるものが望まれる
    未来に向かって蓄積するのはクレジット、信任の総量であり、そのための特質は、あきらめないけどこだわらない、感謝と畏れの感覚

  • 民間人校長として有名な藤原先生の本。

    エネルギーを与えてくれる仕事と奪っていく仕事。どういう考えを持って自分を磨いていけば、この先の自分にとってプラスになる道ができていくのかということが書かれています。クレジットをためる。少しの意識と努力が大事なんだと思いました。

    中学生向けに書かれているけど、社会に出てから読んでも遅くないと思います。

  • これは夢の無い大人に毒されてる次男に読まさなければっ!

    もう、そんな時代じゃないでしょ…と思うのに、
    「大きくなったら、何になろうかな♪」と言う問いに
    「とりあえず、勉強して大学いっとけ。」と力説する父親(^^;
    そんな考えに毒されず、でも夢を見過ぎる事もなく
    ちゃんと将来を考える材料を惜しみなく提供してくれる良書。

  • 社会人になって、子供の頃に勉強すること、学校教育、家庭教育って大事だよなぁって思うけれど、何がどう大事かっていうのはうまく説明できなかった。藤原先生のお話は、とてもしっくりくる。こんなふうに教えてもらえたら、子どもは自分ができることを何か始めてみようと思うんじゃないかな。そして、できるようになったら自信になる。未来を切り開くチカラを手に入れられるんだから。
    大人になってしまった私は、今からでも遅くないと思って、人の話を聴ける、筋を通す、先を読んで行動する、他人の身になって考える、気持ちや考えを表現できるようになろう。成熟社会を生きる全ての人に読んで欲しい内容です。

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著者プロフィール

藤原和博(ふじはら・かずひろ)
「朝礼だけの学校」校長。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003~08年、杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。2008~11年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016~18年、奈良市立一条高等学校校長を務める。

「2021年 『「人生の教科書」コレクション全10冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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