- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480688026
作品紹介・あらすじ
人気ゲームの作者が、ゲーム開発の秘密をぜんぶ教えます。プロになりたい人から教養として知りたい人まで、ゲームの「全体像」をつかめる一冊。
感想・レビュー・書評
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ゲーム業界で働いてみたい人のための本。
「ゲームってどうやって作るんですか?」という素朴な疑問への答えがここにある。
IT業界にどっぷり浸かっている私にも、参考になる部分は多々あった。仕事に対するシビアさは、どの業界も同じなんだなぁと妙に感心した。
ゲームクリエーターへの道を目指す方は、まずは本書を読んで気合を入れ直してもらいたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲームも映画もあるいは音楽もそうなのかもしれないけど、どうしてもこのへんの分野は人が必要になってくるわけで、対人苦手そうな人が多そうなこの分野で対人が得意な人の需要半端ないなとしみじみ思った。正確に言えば、外交的な人と内向的な人、どちらとも話し合える両方の側面を持っている赤魔道士みたいな人の重要性。
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ゲーム開発の仕事に就くことをめざそうとする若い読者に向けて書かれた本です。
組織の中でそれぞれの役職の人間が、どのような仕事をしているのかということや、ゲーム開発者の一日など、ゲームをしているだけでは見えてこない実態が、ある程度詳しく書かれています。
ただし、ゲーム開発そのものについての説明はあまりなく、そうしたことを知りたい読者には不満が募るのではないかという気がします。 -
ゲームとは何か、という概念的なものから
ゲームに携わる人の役割、工程が書かれています。
最後に実際にゲームを1ヶ月でつくってみる、というシュミレーションに基づいた文章が記載されていて、ゲームが作られるまでの流れにふれることができます。
自分としてはゲームにかかわる人の役割を、はっきりと知識として得れたことが収穫だった -
「ゲーム開発」という漠然とした業務内容を、ちょっと具体化して説明する一冊。ゲーム開発に携わりたい学生さん向けで、ゲームに限らずソフトウェア開発に携わっている人にはあまり目新しい内容ではないかも。
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ゲーム業界をごく簡単に説明している本。
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説明が回りくどく、「〜である、とはいえ〜である」といった言い回しが多く、結局何が言いたいのか分かりにくい。全体像も見えにくく、残念な感じ。
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勉強になりました。
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「サカつく」でディレクション・企画をつとめた馬場保仁、「戦国無双」で企画・プログラムをつとめた山本貴光が分かりやすく家庭用ゲームの作り方を話してくれる本書。
はじめはゲーム論から。棒が一本あったとき、どうすればゲームらしくなるのかについて論じている。投げるだけでもゲームっぽいが、ルールと目標を決めて投げることで成功・失敗が生まれ、ゲームらしさが出てくる。では文章を読むだけのアドベンチャーはゲームといっていいのだろうか?。と、こういうようなことが述べられている。
続いて本題のゲーム開発の現場について述べられる。意外と真面目に、プロデューサー、プログラマ、プランナー、サウンドクリエイターなど、職種ごとに説明がされている。ここらへんは、実際にゲーム業界で働いていた人の話なのでリアリティがあり面白い。ゲーム開発の一日を説明しているところもあり、将来ゲーム業界を目指す人も趣味で制作している人も見てほしい。実際の就職説明会でも同じことを説明していると思われる。
そして最後にサンプルゲームを通してゲーム制作をバーチャル体験する。さっぱりとした記述ながら、初めから最後までどういった流れでゲームが作られるのか、把握することができる。
専門用語がなく軽く読めるため、教養としてもただの興味本位の人も、読んで損はない本だった。