就活のまえに: 良い仕事、良い職場とは? (ちくまプリマー新書 126)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 330
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688309

作品紹介・あらすじ

世の中には無数の仕事と職場がある。その中から何を選ぶのか。どこが自分には向いているのか。就職情報誌や企業のホームページに惑わされずに、働くことの意味を考える、就活一歩前の道案内。

感想・レビュー・書評

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  • ゼミで読みました。
    就活の前に知っておいてよかったなという情報も多かった。まあ多少は筆者による偏った目線もあるけど。(それはしかたないか、、、)

  • 本の名前通り、就活をこれから始める人におすすめ。

  • なにかに熱中するということは、それを通して社会とかかわること。これが、すごくすごく印象に残ったことば。

  • 図書館で目録を見てプラッと借りて、読んでみたけれど、とても勉強になりました。就活のノウハウや技術ではなくて、仕事や職業と言われるものはどのように成り立っているのか、漠然としているかもしれない『良い仕事、良い職場』と呼ばれるものについて、また、自分自身をそこでどう位置づけるかについて、豊富なデータや様々な著者の言葉(マズローまで出てくる)の引用をして書かれています。仕事、ひいては社会というものを見つめる筆者の真剣な視点が伺えます。読んでためになりました。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00511555

  • 正社員を目指すということは、改めて就活をすることだと思い、学生向けの本から読んでみることにした。ヒントをもらった。これから考えることが沢山ある。

  • この本の中で紹介されてる本が面白かった。
    いい本に出会えました。

  • 特に終章「働くということ」にいいこといっぱい書いてある
    [more]<blockquote>
    P17 「良い」というのは,長期にわたって本人が努力する限り,成長を助ける仕組みを持っている職場のことです。

    P57 自己実現というのは、多くの人々との共通する価値観の中でこそ成立するものなのです。この共通した価値観を手に入れるには,会社とか,社会とか,地域といった共同体への参加が必要です。人間は自分の属する共同体の中でのみ,自分を成長させ,自己を発信することができるのです。

    P65 面接で留意されるのは「こいつと働いてみたい」「こいつを育ててみたい」と思わせる人間です。

    P122 「自分がどのような仕事にむいているか」がわかる人は多数派ではありません。やってみて働いてみて,「自分はこんなことがおもしろい」と発見したりするのです。ですから「就社」もやむを得ない選択なのです。

    P184 働くということは長い戦いであるともいえます。時には心が折れそうになる事があります。その時に必要なのはつよい心と出会いによる人間関係に他なりません。【中略】良い人と出会うには努力が必要です。

    P185 職場や組織あるいは共同体には必ず「誰にも属さない仕事」があります。それを率先してやることが大事なのです。誰かがやるだろうとか俺には関係がないとみんなが避けてしまう仕事に率先して関わることこそ良い出会いへの道であり,自分を新しい場所に連れて行ってくれる「呼びかけ」なのです。もし困難な仕事と簡単な仕事があって,どちらかを選ぶことができるなら,ためらうことなく困難な仕事を選ぶことをお勧めします。楽な仕事が人間を成長させてくれることはありません。</blockquote>

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著者プロフィール

兵庫県立大学大学院客員教授。博士(経営学)。専門は「ものづくり論」「中小企業論」「地域経済論」。1944年生まれ。高校卒業後、郵便局勤務から全逓本部を経て、45歳で立教大学法学部入学。1993年同校卒業。1100社(そのうち100社は海外)の聞き取り調査をおこなっており、ミクロな領域を専門とする。主な著書に『グローバル化と中小企業』(筑摩選書)、『世界を動かす地域産業の底力――備後・府中100年の挑戦』(筑摩書房)、『就活のまえに』(ちくまプリマー新書)、『中小企業は進化する』(岩波書店)、『中小企業新時代』(岩波新書)など。

「2018年 『転職のまえに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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