- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480688354
作品紹介・あらすじ
学校の目的は「すばらしい人を作る」ことではなく、「社会に適応できる人」を育成すること。自由も管理も理想も現実も、こと教育となると極端に考えがち。問題を「分けて考えて」、より「マシな」解決の道筋を見つけよう。
感想・レビュー・書評
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教育に関する考え方のベースを作ってくれた一冊。
先生は生徒の記憶に残らなくていい。というフレーズが印象的でした。
生徒の自立(自律)が教育の目的である以上、「先生のおかげ」と感謝されるよりも、「自分だってやればできるじゃん」と思ってくれた方が、教育は成功していると言えるんだろうねー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023年度【国際学部】入学前知トラ「課題図書」推薦作品
OPAC(附属図書館蔵書検索)リンク
https://opac.lib.hiroshima-cu.ac.jp/opac/volume/314026?locale=ja&target=l -
人柄志向から事柄志向へ。それも極から極へ振れるのではなく、ニュートラルなスタンスで教師のあり方、さらには教育のあり方を捉え直そうという本。
「人柄志向」ではなく、あくまで「事柄志向」へ。ハートは熱く、頭はクールに。 -
人間関係を分けて考えるところがおもしろかった。
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欲望を統制する作法の身体化を子どもたちに伝授する。
理想と現実の折り合いをつける。
事柄志向と人柄志向のバランスを見極める。
子どもと接する上で、
常に考えなくてはならないことばかりだった。
あまり難しい言葉はなく、すらすらと読むことができた。
美(心地よさ)・善(よいか)・真(正しいか)
これは、人間の発達段階に沿って書かれてきたが、
一年間の学級経営と見立てても生かせる考え方だと感じた。
また、
生成段階の沸騰期は、集団意識が高くなる。
しかし、安定期に入ると低くなる。
という考えは忘れてはいけない。
油断して大丈夫という思いが学級崩壊につながりかねない。
集団づくり・学習課題にも当てはめて考えていきたい。 -
田川一希先生 おすすめ
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★ブックリストのコメント
「いい先生」とはどんな教師なのでしょうか?そんな疑問に社会学から答える一冊です。