経済学の3つの基本: 経済成長、バブル、競争 (ちくまプリマー新書 203)
- 筑摩書房 (2013年10月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480689054
感想・レビュー・書評
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この本が経済学の入門書ではないことは確実だ。
この本は題名に記された通り、経済成長、バブル、競争について簡潔に述べたものを一つにしただけで、頓珍漢の素人人間には正直20%くらいしか理解手間きなかった。
文中の経済用語の中でもとくに難しいものについては解説されているが、経済学の基礎用語については解説がないのだから。
ただし経済学は堅苦しいけど、学派とかに捉われずに柔軟な思考でやっていこうね〜ということを著者は高校生に伝えたかったということはわかったし、私もそんな感じで政治学の知識を蓄えていければ良いなと感じた。
また巷で流行りやすい「〇〇日でわかる系」への警鐘に関しては全ての分野において専門家達は同意するのではなかろうか詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
経済学の素人です。
本著では、経済成長•バブル•競争をテーマとし、戦後経済を振り返りながら経済思想の多様性を見ていく。100p程度の薄い本だが読み応えがあった。
経済成長に盲信的な今の日本を、本著で登場する異端派経済学者の目で見直してみるとなかなか面白そうである。到底いまの日本で受け入れられる思想でなくとも、選挙に行かない、どの政党もピンと来ない日本人が、自分の思想を構築する上で何かの助けになることは間違いないだろう。
正直入門書とは言い難いが、経済学への興味をかきたてる内容だった。筆者の紹介していた本も是非読んでみたい。 -
経済成長、バブル、競争という枠組みから経済で整理している内容である。ちくまプリマー新書であるため、わかりやすく工夫されているようにしているように思えて、そう見えないのが残念だ。初学者からみたら、専門用語の嵐であり、内容も簡潔に述べられているせいでわかりにくい印象なのである。
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自分の知識のなさが原因ですが、わからないところが多かった^^;
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勉強になりました。
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古典派の競争観と「完全競争」を基準にした競争観について、もうちょっと説明が欲しいところ。
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図書館で借りた。入門書には物足りない
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著者自身があとがきなどに書いているが、プリマー新書でこの内容というのは難易度が高い気がする。知らない用語がたくさん出てきたが、知らない人は置いていくと言われているようで、読後感がよくなかった。