池上彰の憲法入門 (ちくまプリマ―新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689061

感想・レビュー・書評

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  • 憲法について、その歴史と各条文とを概括的に通読するのによい入門書でした。自衛隊設立や90年代から2010年代にかけての安全保障の背景、自民党の改正案なども知ることができて、理解が深まりました。

  • 図書館より。
    大人になってから改めて読むと、分かりやすい。
    多分、学生時代詰め込みで学んでいて、言葉は知っているから。
    こういう問題って、興味をもてないとなかなか知りたがらない気がする。

  • この国の取扱説明書である憲法についてその成り立ちから歴史的背景、成立、内容までをわかりやすく解説。読めば読むほど、面白く、なんてうまいこと出来ているんだ、と感嘆する。アメリカのシビリアン条項の周到さにはしびれた。憲法はそもそも国民の権利を国家から守るためのものである。憲法を守る義務を負うのは権力者である政府と政府の下で働いている公務員だ。「国民自らが憲法について知り、権力者である政府、地方自治体に対して憲法を守らせるように不断の努力をしなければ、憲法は「絵に描かれた餅」になってしまう恐れがある」とあるように、自国のことについてちっとも興味がなく知ろう努力もせず「どうせ~」と他人事のように自らの国について考えようとしない態度は自己を知らないことによって陥る無力感同様、自国のことを知らないことによって起こる国民全体の自己評価の低さにつながるのではないかと考えさせられた。

  • 古めだが、憲法を1から知るには良い本

  • 私のような初心者向けの易しい解説書。戦後、GHQ占領下での憲法や自衛隊の成り立ちなど、背景も説明してあってわかりやすかった。また自衛隊イラク派遣や小泉内閣の衆院解散など「何か揉めてたな‥」ということの本質(おそらく相当単純化されていると思うけど‥)が理解できて、より詳しく知りたいと思うようになった。

  • 全体を一通り見回って論点を紹介するが、著者の意見は特に差し込まないといういかにも入門書な感じでよかった。

  • 今の日本国憲法がいかにしてできたのか。。
    民主主義というものは、憲法で認められている私たちの権利は自らの平和や平等を求める不断の努力が前提になっている。「選挙にいく」この行動を当たり前にできるようにしたい。なぜなら、主体性をもって行動しないといつか自分が知らない間に権利を剥奪されているのと同じような状況に陥る可能性があるからだ。

  • 323-I
    閲覧新書

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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