18歳の著作権入門 (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 554
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689283

感想・レビュー・書評

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  • 平易な表現で 専門用語が少なく 具体的な事象を使って書いているので非常にわかりやすい 前半は法の説明と著作物の上手に利用する方法が紹介されているご飯は間違った使い方や注意するしてはいけないことが書いてある 日本では二次利用に 寛容に 使用可能としたり 暗黙するグレーゾーンの使用が多いようだ

  • とりあえずのイメージ掴みには良い。後は基本書を読みましょう。

  • 18歳をとっくに過ぎても為になる内容。
    ネットに何かアップしたり、仕事で何かを引用した資料を作る人は一度は目を通すとよいと感じた内容でした。
    日本では二次創作について、ここまでなら怒られないだろうという「阿吽の呼吸」で広まったと書かれていました。最近は聞かれたらダメと言うしかないものを聞いてしまい、白黒はっきり明文化させる思考が増えたように感じています。「阿吽の呼吸」は減っていき、海外のようにたくさんのルールが必要になってくるのかもしれません。

  • 学生時代の著作権の授業を思い出せて懐かしかった。

  • 3月27日読了
    平易で読みやすく、実用的。誰もがSNSに登録し、発信者になる時代に、何の目的で何を規制しているのか、何がグレーなのか、創作者たちが食っていくために何が必要なのかをまとめている。
    18歳で読むのにあたって、法律の勉強としても有用かも。

  • ◆ワーママはるさんのおすすめ

    著作物とは?というところから
    段階を踏んで理解が深まる

    創作的でも
    レシピはアイデアだから著作物ではない
    というのが意外だった!

    Youtube など身近なものの例が
    非常にわかりやすい

  • 著作権の基本的概念から,最近の話題まで触れられており,著作権法の入門書としてはかなりよい本だと思った。

  • 最新の具体的事例からグレーゾーンの解説まで、筆者の意見を織り交ぜながらわかりやすく紹介されていた。

  • 18歳と書いてあるけど中学生でも読めそう。
    わかりやすい。

    ただ、入門書という性質上、目新しいことはほとんどないので大人はあまり楽しめないかも。
    (※と思ったけど、他の人のレビュー読んだら、知らないことも多かったと書いてあったので大人でも楽しめるらしいです!:追記)
    あたしにとって目新しい情報だったのは、著作権の譲渡は文書を交わさなくてもOKってところくらい。

    あと、著作権法の条文と合わせてみると条文に対する忠実さよりもわかりやすさ重視って感じがする。
    とくに著作権の解説は、条文だと「〜の権利を専有する(=権利者だけが〜できますよ)」と権利者の立場から書かれてるけど、この本では「〜はしちゃダメと言える権利」と解説されていて、利用者による権利の侵害に焦点化されていたのが印象的。
    著作権「法」の入門書ではないし、学術書ではないので、それでもいい気もするけど、個人的にはやっぱり、条文を紹介した上で、それはすなわちこういうことを意味するという一文が欲しかったなぁと思う。
    引用ってそういうものだと思うし。
    引用の解説をしてる本で引用を省略するのはちょっとずるい。

    とはいえ、入門書としてはいい本だし、学生に勧めるにはちょうどよい本だと思う。

  • 著者の相変わらず平易で分かりやすい、ネット時代の今知るべき基本的な著作権の知識が詰まっている。NGな例はもちろん、OKなケーススタディも書かれており、これらは基礎かもれないが、知っているかいないか、使えるか否かでは大違いと思う。 余談だが、著者が教鞭を取っておられる、ワシの母校である日芸での講義に何度か特別講師としてお招きいただいたが、分かりやすい授業は自分が学生時代になかったのが悔しいほど。そして著者の言う、日本では大学卒業まで1時間すら権利に関する必修授業がない、という嘆きは、ワシも問題と思う。

著者プロフィール

弁護士・ニューヨーク州弁護士。1991年東京大学法学部卒業。1993年弁護士登録(第二東京弁護士会)。骨董通り法律事務所代表パートナー、日本大学芸術学部客員教授、国会図書館審議会・文化庁などの委員、「本の未来基金」理事、think C世話人、東京芸術大学兼任講師などを務める。著書に『18歳の著作権入門』(ちくまプリマー新書)、『著作権とは何か』『著作権の世紀』(集英社新書)など多数。
http://www.kottolaw.com/
Twitter: @fukuikensaku

「2016年 『インディーズの護身術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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